■リンカーン大統領暗殺事件

 南北戦争の末期、敗北した南部連合の支持者だった俳優のジョン・ウィルクス・ブースが、勝利した北軍の指導者エイブラハム・リンカーン大統領を殺害した。

 1865年4月14日の夜、ブースは妻とともにワシントンD.C.のフォード劇場でボックス席から演劇を見ていた際に、リンカーン大統領の後頭部をピストルで撃ったのだ。銃撃の直後、ブースはステージに飛び上がり「南部の仇が打たれた!」と叫びながら逃走した。

 北軍の徹底的な捜索により4月26日、バージニア州某所の農場の納屋にブーズが潜んでいることが突き止められた。ブースは降伏を拒否したため、納屋は軍隊によって放火され最終的にブースは射殺された。殺さずに身柄を確保することはできなかったのだろうか。ブースの射殺で事件の背景は闇に葬られることになった。

納得いかない暗殺にまつわる陰謀論 – JFKからガンジーまで
(画像=「Daily Star」の記事より,『TOCANA』より 引用)