「英語を始めるなら小学校入学前」と答えた保護者が約半数、「小学2年生以下」と回答した保護者が6割超だったことが、朝日小学生新聞(朝日学生新聞社発行)の調べで分かった。

同紙が英語教育に関する読者アンケートを実施したところ、「英語を何歳ごろから学ぶのがいいか」という質問に対して、約半数の46%の保護者が、乳児期を含め小学校入学前までに学び始めたほうがいいと回答したという。さらに「小学2年生以下」まで含めると63%にのぼった。一方で「中学生からでいい」と考えている12.4%に過ぎなかった。

調査は16年10月~11月に同紙で呼びかけ、Webで回答してもらった。有効回答数は988人。

「外国文化に親しむイベント」に参加させたいが機会がない?

「小学校に英語教育を期待しているか」という質問では、「とてもしている・まあしている」が約半数の50.2%だったが、「あまりしていない・まったくしていない」も47.8%で、ほぼ半々といったところだった。

「いま体験させていること」を複数回答でたずねたところ、「特にしていない」は34.5%だったため、逆に約65%は英語教育に取り組んでいることが分かる。体験させていることの上位は「英語塾」が29.9%、「本やDVDどで親しむ」が23.4%、「テレビの英語番組」が18.4%だった。

また「小学生のうちに体験させたいこと」に関する質問では、「英語や外国文化に親しむイベントに参加する」は55.1%だった。「体験させている」の12.4%に比べ、約43ポイントの差があった。この点について同紙は「半数以上の保護者が身近な異文化体験を希望しているものの、体験の機会やきっかけが少ないのかもしれません」と分析している。また「ホームステイや留学」といった積極的な体験も約2割の保護者が「させたい」と回答している。

2020年度から小学5、6年生で英語が教科に、小学3、4年生で外国語活動が始まる見込み。今後さらに未就学児を含めた子供に対する英語教育は盛んになりそうだ。

文・ZUU online編集部

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