目次
ビーフストロガノフの「ビーフ」は牛肉じゃない?
・ロシア語のビフの誤訳
・じゃあ牛肉料理じゃない?
ハヤシライスとの違い
・違いはサワークリーム!
ビーフストロガノフの「ビーフ」は牛肉じゃない?
牛肉料理として知られているビーフストロガノフ。
当たり前のように「ビーフ=牛肉」だと思っていましたが、実はビーフストロガノフの「ビーフ」は牛肉ではないようなのです。
ロシア語のビフの誤訳
ビーフストロガノフは、ロシア語で「ストロガノフ風」「ストロガノフ流」といった意味になります。
なんと、「ビーフ」はロシア語で「〇〇風」を意味する「ビフ」の誤植なんだとか!!
じゃあ牛肉料理じゃない?
ビーフストロガノフの「ビーフ」は牛肉を指す言葉ではありません。
このことから、「じゃあ牛肉料理じゃないんじゃん!」「牛肉を使わなくても作れるの?」といった意見が出てくるかもしれませんが、そもそもビーフストロガノフは牛肉を使う料理。
牛肉を使うのが正しいビーフストロガノフなんですよ。
しかし、現地でも牛肉代わりに鶏肉や豚肉を使ったアレンジレシピは存在するみたいです。
ハヤシライスとの違い
ビーフストロガノフに似た料理としてあげられる「ハヤシライス」。
どちらも牛肉の煮込み料理ですが、どのような点が違うのでしょうか?
違いはサワークリーム!
ハヤシライスとビーフストロガノフの一番の違いとしては、ビーフストロガノフにはサワークリームを加えることがあげられます。
牛肉や玉ねぎ、マッシュルームなどを加えて煮込む点は一緒ですが、ビーフストロガノフにはサワークリームが加えられるため、やや白く濁った色合いになっています。
ハヤシライスはトマトやデミグラスソースが加えられるため、赤系の色合いになってより甘めの味付けになっています。
ちなみに、ハヤシライスは日本発祥の洋食とされていますので、ロシア料理のビーフストロガノフとはルーツが異なる料理となります。