マクドナルドには「隠しコマンド」があった?そんな話題が、11月20日にX(Twitter)上を賑わせていました。
投稿された写真を見てみると、マクドナルドの「ハンバーガー」が写っていたのですが、なんとバンズに挟まれているのはビーフパティのみ。
「普通のハンバーガー」を頼むつもりで「プレーンなバーガー」と注文したら、「トッピングとソース全部抜き」が出てきたそうです。
こんなコマンドがあったなんて!記者も実際に「プレーンなバーガー」を注文してみました。
■ 「隠しコマンド」をお店にいって試してみた
マクドナルドで「プレーンなバーガー」と注文すると、「トッピングとソース全部抜きが出てくる」という、注文方法を「隠しコマンド」と表現してXに投稿したのは、あさるときっどさん。
詳しくうかがうと、買ってきたのはあさるときっどさんのお父さん。お父さんは他のハンバーガーチェーン店でも「ハンバーガー」、ここで言う「普通のハンバーガー」を注文する時には「プレーンなバーガー」という言い方をしているそうです。普段利用する他のチェーン店では、「普通のハンバーガー」が実際に購入できていたそう。
投稿された写真を改めてみてみると、もう1枚の写真には特殊オーダーを記すシールが貼られています。
チェック項目は「ケチャップ」、「ソース」、「マスタード」、「レタス」、「オニオン」、「チーズ」、「ピクルス」、「プレーン」とあり、プレーンのところにチェックが入っています。どうやらマクドナルドではビーフパティのみの中身にすることを「プレーン」と呼んでいるようです。
あさるときっどさんは仕事の休憩中に買ってきてもらい、食べようとしてハンバーガーを見た瞬間、思わず「え……」と声に出してしまったそう。たしかに、「普通のハンバーガー」を食べようとしてこれが出てきたら誰でもそうなってしまうでしょうね。
しかし、気になるのが、他のマクドナルドの店舗でもこの「コマンド」が通用するのか?そこで記者も同じように自宅最寄りの店舗で注文してみました。
注文する前は「本当に通じるのかな?」と少しドキドキ。恐る恐る「プレーンなバーガーください」と店員さんに伝えると何の問題も無くあっさり通じました。
ちなみに筆者が購入したものにも、包装にシールが貼られていたものの、印はついていませんでした。持ち帰りだったので、何かあって省かれたのかも。でもレシートにはしっかりと「ハンバーガー プレーン」と記載されていたので大丈夫。
■ 想像以上の薄さ
家に帰って袋から取り出してみると、想像していた以上にハンバーガーが薄いです。ドリンクやポテトと並べてみると、なんだか寂しい気持ちになるのは記者だけでしょうか。
上のバンズを取ってみたり、横から見たりして何度確認してみても、中に挟まれているのはやはりビーフパティのみ。
レタスやオニオン、ピクルスなどは一切入っていません。それどころかケチャップやソースもかかっていません。なるほど、これが「隠しコマンド」の効果か……。
一口食べてみると、混じりっけ無しのビーフパティの旨味がダイレクトに伝わってきます。ただ、いつも脇役だったバンズの主張が強いです。ここまでくるとバンズすら邪魔になってきます。プレーン用に作られたバンズではないので仕方ないのですが……。
食べ終わると、今度は普通のハンバーガーが食べたくなりましたが、これは完全に好み。今回記事の趣旨である、「マクドナルドでプレーンなバーガー」と注文すると「トッピングとソース全部抜きが出てくるのか?」という検証は「投稿通りだった」という結論になりました。
<記事化協力>
あさるときっどさん(@babasashi)
(佐藤圭亮)
提供元・おたくま経済新聞
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