山門
西福寺には山門が2つあります。最初に通る第一山門は朱色に塗られていることから通称「赤門」と呼ばれています。雪が降り積もっていたので、分かりづらいですが、山門前に石川雲蝶の2つの作品があります。
右側の「火除け地蔵尊」はこの村を火災から守るため、左側の「禁葷酒(きんくんしゅ)」と刻まれた石碑は「葷(ニンニク・ニラ類)や酒を食した直後に山門に入ることを禁ずる」という意味が込められています。
第二の山門は「白門」と呼ばれています。現在の仁王像は平成の改修工事の際に製作されたものです。
本堂
本堂は1802年に建立されました。
石川雲蝶は素晴らしい絵画も残しています。こちらは本堂にある襖絵「三顧の礼」。故事成語にもなっている「三国志」の一場面が描かれています。上部の欄間絵は「早春花鳥」です。
「孔雀遊戯之図」です。石川雲蝶が48歳時の作品です。
本堂の大縁(おおえん)には石川雲蝶作の埋め木細工が数多くあり、歩く人の目を楽しませてくれます。これは「木の葉」です。
本堂には御本尊・阿弥陀如来三尊が奉られています。