「地獄の天使」と呼ばれた夫婦

ビクトルさんとガブリエラさんは15年前に結婚した。夫婦は、タトゥーやピアスだけでなく、インプラント、耳の切断と変形、ヘビのように舌を縦に裂く「スプリットタン」、白目部分にインクを注入する「アイボールタトゥー」など、さまざまな身体改造を行ってきた。
かつて彼らはネット上で「地獄の天使」と呼ばれた。しかし、そうした中傷にも挫けず、近年は「アーティスト」を自称して身体改造への愛を表明している。ビクトルさんによると、人々は驚きや好奇心、恐怖などの反応を示し、痛みに耐えたことへの称賛の声も少なくないという。
ガブリエラさんは「私たちのタトゥーとボディアートへの愛は、私たちがアーティストであることから始まりました。私たちは自分の体だけでなく、アートに関連するあらゆるものを描きます」と説明する。彼女は、ビクトルさんと共同で所有する農場でほとんどの時間を過ごしているが、身体改造による弊害はないという。
夫婦は、他の人々と異なるライフスタイルを選択して「社会に立ち向かっている」一方で、偏見を持たずに「ありのままで、自分の望むように生きている」ことで「幸せ」を得た。ビクトルさんは、ギネス世界記録に認定されたことについても、「妻とともに私たちの人生そのものを表彰していただき、とても嬉しく誇りに思います」と語る。彼らは、敬意をもって接してくるどんな人々とでも対話したり、意見交換したりすることを厭わない。
身体改造への愛という共通の価値観のもと、ビクトルさんとガブリエラさんはずっと夫婦円満である。彼らはこれからも身体改造を続け、ギネス世界記録に名を残していくのだろう。
参考:「The Daily Mail」、「The Daily Star」、ほか
文=標葉実則
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提供元・TOCANA
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