■寝入る瞬間の自分を見つめる

 この方法は、ロープ・テクニックよりも強い忍耐力が必要だ。自身が眠りに入る瞬間、いわゆる「落ちる」瞬間の一部始終を目撃しなくてはならない。さらに、夢の状態に入っても意識を保ち続けなければ、成功しないという。体が完全に眠った状態で意識だけ覚醒することで、幽体を離脱させるというわけだ。意図的に金縛り状態を経験する方法に似ているかもしれない。

 首尾よく体が眠り、夢を見ている状態で意識を保つことができると、雑音と体の重さを経験するという。この時、自身が肉体の上に浮かんでいる様子を可視化することで、肉体から離脱することが可能となる。