内祝いに関するよくある質問

内祝いに関するよくある質問に答えていきます。贈るタイミングがわからない、金額はいくらくらいがいいのかなど、内祝いに関する不安をまとめて解消しておきましょう。

内祝いを贈るタイミングは?

「お祝いへのお返し」として内祝いを贈るなら、お祝いをいただいてから1ヵ月以内を目安にするといいでしょう。結婚の内祝いも挙式から1ヵ月以内が好ましいです。出産の内祝いはお宮参りの後に贈りましょう。

内祝いを贈るのが遅れてしまったら?

内祝いは結婚や出産などのイベントにともない贈ります。これらのイベント前後は忙しいことも多く、内祝いを贈り忘れてしまうこともあるでしょう。

内祝いを贈るのが遅れてしまったら、まずは気づいた時点で内祝いを贈り、その後すぐにお詫びの連絡を入れましょう。すぐに贈れないようなら、お詫びと併せて内祝いが遅れることを伝えます。

なお、遅れたからといってその分高価な内祝いを贈る必要はありません。

内祝いののしは?

内祝いののしにかける水引は「結び切り」と「蝶結び」のどちらかです。結び切りはこれ以上くり返さない方がいい出来事、たとえば快気祝いや結婚などの内祝いに使います。蝶結びは何度くり返してもおめでたい出来事、たとえば出産や入学などの内祝いに使います。

のしのかけ方は「内のし」です。内のしには「自分の祝いごとをおすそ分けする」という意味があり、内祝いに適しています。包装の下にのしをかけるため、配送時に傷や汚れが付きづらいメリットもあります。

のしの書き方は内祝いの種類ごとに次のとおりです。

内祝いの種類

表書き(のし上)

名入れ(のし下)

結婚内祝い

寿

新姓または連名

出産内祝い

出産内祝

赤ちゃんの名前

新築内祝い

新築内祝、御祝など

苗字

入学内祝い

入学内祝

入学する本人の名前

快気祝い

快気内祝または快気祝

病気やケガから回復した本人の苗字

内祝いの相場・金額は?

お祝いへのお返しとして内祝いを贈る場合、いただいたお金や品物の金額の3分の1~半分ほどを目安と考えましょう。

お返しとしての内祝いではない場合、いただいた品の金額がわからない場合などは、1,000~3,000円ほどの内祝いが適しています。高額な内祝いを贈ると相手を恐縮させてしまうこともあるからです。

内祝いを断られたら?

「内祝いはいらない」と、内祝いを断られることもあります。これは「内祝い分のお金を新生活や赤ちゃんのために使ってもらいたい」という気持ちでそう言われたのか、それとも単なる社交辞令なのか、判断が難しいところです。

この場合、パートナーや家族などとよく話し合いながら、相手に応じた対応を考えましょう。たとえば相手が両親なら、新生活にお金を使ってもらいたいという気持ちで言ってくれている可能性が高いです。関係性から考えても、素直に甘えておくといいでしょう。

仕事関係の相手や友人の場合、社交辞令の可能性も否めません。判断が難しい場合や相手の内祝いを辞退する気持ちが強い場合は、内祝いの代わりに別の機会にプレゼントを贈ったり、ちょっとした手土産を渡したりするといいでしょう。