レポートの書き出し(序論)で評価を上げる3つのコツ

レポートの書き出しは、本論や結論に比べると重視されないイメージがありますが、実は全体の評価に直結する重要な部分です。書き出しがわかりやすくまとまっていると、本論や結論をスムーズに読み進めやすいのが理由です。レポートの書き出しで評価をあげる3つのコツを説明します。


レポートの書き出し(序論)で評価を上げる3つのコツ



  • 本論や結論を書いた上で、矛盾がないように最後に執筆する

    結論を書くのではなく、導入文として問題提起を行う

    全体の10%程度の文字量となるよう簡潔にまとめる




本論や結論を書いた上で、矛盾がないように最後に執筆する

レポートは論理に矛盾がないことが非常に重要です。主張のズレが起きないようにできるのであれば、序論・本論・結論の順番に執筆しても構いませんが、レポートの執筆自体が不慣れな場合は、本論と結論を書き、最後に書き出しを執筆するのがおすすめです。

本論や結論を書き上げた後は記述した内容のほとんどが頭に入った状態なので、スムーズに序論を執筆できます。序論をまとめられなくてレポートの進捗が悪い場合も、まずは本論を書いてから取り組むことがおすすめです。

結論を書くのではなく、導入文として問題提起を行う

序論はあくまでも本論の導入文なので、結論ではなく問題提起を行うことを意識しましょう。序論で結論を書いてしまうと、続く本論・結論でも同じ主張が繰り返されるため、読み手にくどい印象を与えてしまいます。

序論では問題提起を、本論では根拠の説明を、結論では全体を通した答えを執筆する流れを意識して執筆することが大切です。

全体の10%程度の文字量となるよう簡潔にまとめる

レポートの書き出しの文章量は、全体の10%程度が目安です。目的やテーマ、背景、問題点などを述べつつも、できるだけ簡潔にまとめましょう。

200文字程度が目安と言われることもありますが、レポートは長いものほど入念に背景説明をする必要が生じます。全体の10%が目安だとすれば、2000文字のレポートの場合は200文字程度、3000文字のレポートの場合は300文字程度の文章量になります。全体のバランスを見ながら、多くても15%程度に収まるように執筆しましょう。

レポートの書き出しは型に当てはめると簡単に執筆できる


本記事のまとめ



  • レポートの書き出しは全体の10%程度の文章量に収めよう

  • レポートの書き出しには必ず目的・テーマ・背景について情報を盛り込む

  • 本論・結論との矛盾がないかどうかも確認しよう



レポートの導入部分となる書き出しは、本論や結論を執筆し終わってから書くとスムーズに完成させられます。慣れるまでは型を意識するとより簡単に執筆することが可能です。

本論と結論に繋げる導入文として必要な情報を簡潔に記載し、読み手に概要が伝わる書き出しを作成してみてください。