栃木SC:現19位

  • 第39節時点:10勝13分16敗(勝ち点43、得点37、失点43)
  • 勝率:ホーム35%、アウェイ16%
  • 直近5試合:1分4敗(得点2、失点9)

残りの対戦相手と2023シーズン対戦成績

  • 第40節:ファジアーノ岡山(アウェイ)第18節2-1
  • 第41節:東京ヴェルディ(アウェイ)第16節0-2
  • 第42節:ジュビロ磐田(ホーム)第6節0-2

咋2022シーズンのJ2では17位でシーズンを終えた栃木SC。今2023シーズンはここまで10勝13分16敗で現在19位。ホームでの勝率がアウェイのほぼ倍であることから、圧倒的にホームゲームが得意と言えるだろう。

残り3試合中ホームでの試合は1つ。本拠地を得意とする栃木にとってやや不利だと言える。また、対戦する3クラブには今季1勝2敗。唯一勝利している岡山(現10位)は逆転でのプレーオフ進出を狙って猛進中。リーグ最少失点で屈指の守備を誇る東京V(現4位)と高い攻撃力でリーグ3位の得点数を誇る磐田(現3位)は上位2枠の自動昇格圏を争っており、いずれも栃木にとっては強敵だ。第35節以降4連敗で迎えた10月22日の第39節では、ホームであるカンセキスタジアムとちぎに集まった1万人超の観客の後押しを受け、貴重な勝ち点1を獲得した(大分トリニータ戦1-1)。今後の3戦は厳しい展開が予想されるだけに、サポーターからの声援は“12番目の選手”として、チームの大きな力となるだろう。

注目選手は、アルビレックス新潟から期限付き移籍中のGK藤田和輝。今年中国で開催された第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)では、準々決勝から決勝までの3試合で先発出場を果たした。今季これまで、ペナルティエリア内セーブ率は65.8%(リーグ10位)、ペナルティエリア内シュートキャッチ率は37%(同6位)、ペナルティエリア外シュートキャッチ率は65.5%(同7位)、クロスに対するパンチ率が16.1%(同8位)と素晴らしい成績を残している。1ゴールがドラマを生む最終盤、藤田の活躍がチームの運命を握っていると言っても過言ではない。


レノファ山口 DFヘナン 写真:Getty Images

レノファ山口:現20位

  • 第39節時点:10勝13分16敗(勝ち点43、得点35、失点61)
  • 勝率:ホーム30%、アウェイ21%
  • 直近5試合:2勝2分1敗(得点7、失点6)

残りの対戦相手と2023シーズン対戦成績

  • 第40節:ベガルタ仙台(アウェイ)第21節2-0
  • 第41節:町田ゼルビア(ホーム)第16節0-2
  • 第42節:ロアッソ熊本(アウェイ)第4節1-3

咋2022シーズンを16位で終えたレノファ山口。今2023シーズンはこれまで10勝13分16敗で現在残留圏ぎりぎりの20位につけている。敵地より本拠地での勝率がやや高い山口だが、残り3戦中2試合はアウェイでの試合。その上、頼みのホーム試合は首位町田とのカードだ。

次節で対戦する仙台は現在14位。あと1勝でJ2残留が決まる正念場だ。残すカードが長崎(現6位)と町田(現1位)のため、仙台としては山口を制し早々に降格圏争いから抜け出したいに違いない。決して恵まれているとは言えない残りのカード。今季途中で就任したフアン・エスナイデル新監督がこの苦境にどんな戦略で挑むのか期待が高まる。

注目選手は、直近5試合で4ゴールと終盤にきて調子を上げているFW梅木翼。2桁ゴールを目標とする梅木が得点を量産できれば、チームのJ2残留が見えてくるはずだ。


大宮アルディージャ FW室井彗佑 写真:Getty Images