待望の300gアオリイカ登場
東川さんはササミ巻き、姫璃歌さんは通常のエギでキャストを続ける。そして待望のファーストヒットは姫璃歌さん。回収してきたエギの後ろに、待望のアオリイカの姿が見えた。
すかさずフォール&ステイ。すると一気にエギをひったくった同時にロッドが弧を描いた。抜き上げられたのは、目測300g級のアオリイカ。久しぶりのアオリイカに姫璃歌さんは大喜び。だが釣れ方からすると、かなり活性は高いはずだ。
アオリイカ連打
そんなことを考えていると、10分後に東川さんに待望のヒット。ゆっくりと抜き上げたのは、ほんの少しサイズアップの400g級。ようやくのヒットに胸をなでおろした瞬間だった。
エギのレンジキープに苦戦
今がチャンスとばかりに追加を狙って、2人ともマシンガンキャスト。だがどうにも後が続かない。見ていると、やはり陸っぱりエギングとの違いにかなり苦労しているようだ。
前述したが、陸に向かって投げるイカダではシャクって手前にエギが寄るほど水深は深くなる。着水点が水深3mだとすると、3段シャクリを入れてフォールさせると、そこは水深5mになっている。
シャクった後はラインを出さずに長めにカーブフォールさせるか、ある程度カーブフォールさせた後ラインを出して、再び底を取るのがセオリー。活性が高いときはイカも中層以浅まで浮いてエギを活発に追うが、基本的にヒットレンジは底から3m以内と考えていい。
この3m以内にエギをキープさせることが、釣果を上げるキモといえるだろう。風もなく潮も緩い状態であれば、ノーマルのエギでも十分だが、少しでも風があったりしてラインがフケるようであれば、イトオモリやマスクシンカーなどでしっかりウェイトアップさせて、確実に底を取れるようにしておきたい。
コツをつかんで連発
このことを2人に伝えると、コツをつかんだ東川さんがしっかり応えてくれて300g級をキャッチ。ここからイカパンチのみやアワせ損ねもあったが、9時までに5匹のアオリイカがスカリに入った。
サイズは300~400gで、この時期のアベレージサイズといったところだろう。秋が深まればサイズアップし、昨年は11月にはキロアップの釣果もちらほら聞かれたので、これからが楽しみだ。