釣り方

エギングはシャクリ&フォールという基本動作ができれば初心者でも簡単。動画のような上手いシャクリができなくてもイカは釣れる。

ロッドを1回動かす度にリールを1回転の3シャクリ&10秒フォールが基本となるが、慣れないうちはロッドを3回動かした後、その動かした分のイトを巻き取ってフォールするだけで十分である。

エギの動かし方で一番大事なのが、シャクリ後に必ずイトを張ること、そしてエギが手前を向いてフォールすることである。シャクリっぱなしではなく、エギとロッドまでのラインを一直線にすることでアタリも分かりやすくイカがエギに抱きつく確率も上がってくる。

まず始めは海底付近までエギを沈めて、3シャクリ&5秒フォールで海面まで斜めに攻めてくる。活性の高いイカは中層や表層で釣れるので底を取らずに攻めてこよう。それで反応が悪い場合は海底付近を攻める。その場合は港内の水深5~10mなど砂地に岩が交じっているような場所を選ぶと根掛かりのリスクを減らすことができる。

その他装備など

堤防でエギングを楽しむときはウエストポーチにライフジャケットという身軽なスタイルがよい。その中にリーダーやスナップ、エギを忍ばせておく。海底の様子やベイトの有無、追尾してきたイカを見るために偏光サングラスは必須だ。

晩秋の陸っぱりエギング徹底解説 【釣り場選び・おすすめエギ・釣り方】ランガンも視野に身軽なスタイルで(提供:週刊つりニュース西部版 河野剛志)

獅子島で実釣

10月上旬に鹿児島県出水郡の獅子島にエギングに出掛けた。朝夕がかなり涼しくなったので秋の数釣りはもちろん大物が狙えれば……という期待も込めた釣行。

この日は自宅を午前4時に出発し、長島から諸浦港7時10分発の天長フェリーで獅子島に渡った。そこから車で島をランガンする予定。到着すると風が強いので、風裏となる島の南側で釣りをすることにした。

晩秋の陸っぱりエギング徹底解説 【釣り場選び・おすすめエギ・釣り方】獅子島でエギング(提供:週刊つりニュース西部版 河野剛志)

中潮で5時干潮の11時満潮。朝の潮が引いているうちに大物狙いで磯に入ることにした。フェリーが発着する片側港の近くの磯に入るが予想以上に流れが速い。エギスタ3.0号シャローを使いバックドリフトで沖の深い所までエギを流していく。一瞬反応があったように感じたが、手前でネリゴ(カンパチ幼魚)の群れが見えたのでおそらく青物であろう。

沖はだめなので手前の浅場を狙うとアオリイカがヒット。手の平サイズではあったが1尾目はうれしい。