古城を囲む中世の村ライファーシャイト
アイフェル国立公園周辺でひとつだけ推薦するならモンシャウを選ぶと最初に書きました。けれども、個人的に最も心に残った場所はどこかと聞かれれば、それは、ライファーシャイト村、アイフェル国立公園の南に位置する人口500人に満たない小さな村です。

(画像=<村への入り口、マチアス門 ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)
のどかな田舎道を丘の方に逸れてたどり着くライファーシャイト村の入り口は、14世紀に建てられたマチアス門です。門をくぐると、木組みの家々が肩を並べる静かな町並みが続きます。赤や緑の窓枠の前には草花が美しく咲き乱れ、教会前の小さな広場には古く小さな噴水の水音だけが涼し気に響き、木陰のベンチに座ればそのまま根が生えてしまいそうなところです。

(画像=<ライファーシャイト村 ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)
高台には12世紀初めの古文書に記述が残るという古城が残り、見晴らしを楽しむことができます。どこを切り取っても絵本のようなライファーシャイト村。古城を含む村への出入りは無料ですが、大変小さく静かな村ですので、住民の方々に迷惑を掛けぬよう気を配りたいところです。

(画像=<ライファーシャイトの古城 ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)
まとめ
今日は、ドイツの西端アイフェル国立公園周辺の可愛い町をいくつかピックアップしてご紹介しました。ドイツからだけでなく、西側の近隣諸国からも訪ねやすい地域。近くへお越しの際は、ぜひ立ち寄ることを検討してみてください。
文・写真・冠ゆき/提供元・たびこふれ
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