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元はフランス語圏だったモンシャウ
鉄道駅のあるニデッゲンとハイムバッハ

元はフランス語圏だったモンシャウ

フランス領だった時期もあるモンシャウは、フランス語では、「モンジョワ」と呼ばれています。この町でドイツ語が使われるようになったのは、19世紀初めプロセインの支配を受けてからのことで、それまではむしろベルギーのワロン地域(フランス語を話す)に属していました。

ドイツの西端、寄り道してでも訪れたい町と村3選
(画像=<高台からモンシャウの町を見下ろす ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)

モンシャウの有名な特産品はマスタード!19世紀終わりから代々受け継がれてきたレシピで作られています。

スグリやイチジクなど果物風味のものから赤唐辛子、青唐辛子入り、またはハチミツ、ビール入りなどさまざまなフレーバー22種類のマスタードが常時準備されています。そのほか、マスタードの効いたアルコール飲料に、マスタード入りおつまみなどもあり、プレゼント用に求める人も多いそうです。

モンシャウの歴史あるマスタード店

鉄道駅のあるニデッゲンとハイムバッハ

ドイツの西端、寄り道してでも訪れたい町と村3選
(画像=<ニデッゲン旧市街 ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)

アイフェル国立公園北方にあるニデッゲンとハイムバッハについては、前回少し触れました。展示室つきのアイフェル国立公園インフォメーションセンターは、公園を取り巻く4つの町(ニデッゲン、ハイムバッハ、ルルベルク、ホーフェン)に建っていますが、この四か所のうち鉄道駅があるのはニデッゲンとハイムバッハだけです。電車移動でも訪れやすい町と言えます。