目次
ロープワークの1つ・自在結びの作り方
これでバッチリ!自在結びのコツ
ロープワークの1つ・自在結びの作り方
1回目と2回目はひと結びで輪をつくります
1回目はロープの端をもって元のロープの下側から反時計回りに回し、ひと結びして輪をつくります。2回目では同じようにひと結びしますが輪は長めの楕円になるようにします。
1回目も2回目も元の下から回る反時計回りなので確認しながら作ります。画像は2つ目の長めの輪をつくり、わかりやすいようにロープの端を上に向けて止めたところです。
作り方のポイントは3回目の輪
自在結びの作り方のポイントは、この3回目の輪を作る時に2回目の輪に端をくぐらせるところです。長めの楕円に作った2回目の輪に、元の下から反時計回りで回した端を差し入れて引き出します。
この時、元のロープはまっすぐなので1回目、2回目、3回目の輪が反時計回りになっていることも確認しておきます。
最後4回目は1回目2回目と同じように輪をつくる
最後の4回目の輪は2回目と同じようにひと結びでつくります。曲げて輪ができたら結び目が弛まないようにするために2・3回目の結びと4回目の結びから出た端を掴み、引き締めて完成です。
引き締めが足らないと摩擦が効かず張りが弱くなるのでしっかり引き締めます。
これでバッチリ!自在結びのコツ
結び方のコツは3回目の輪
自在結びの結び方のコツは4つの輪を作る時、元(本体)に対して反時計回りに同じように端を曲げる事。2つ目の輪を長めにとる事と、3回目の端を2回目の輪に入れて引き出し、ひと結びするところです。3回目を間違わなければ簡単にできあがります。
また、2つ目の結びの引き締めが足らないと摩擦が効かず、ロープを張った時にテンションのかからない張り綱になってしまいます。そうすると長さの調節ができなくなってしまうので、しっかり引き締めます。
ロープの長さを調節するコツ
前述していますが、長さの調節は4回目でできたロープの2つ目の結び目と、1回目でできた結び目を交互に押さえて動かすことで調整します。コツは結び目を少しずつ交互に動かしながら結び目の締めを弛ませないことです。
そうする事で、長さを変えてもロープを締めたり弛めることができテントやタープもしっかり固定できます。結び目の動かし方をマスターすれば、さまざまな状況であってもテントやタープを固定できますからしっかり練習してみましょう。
PPロープ紐などで応用するロープワーク
自在結びはキャンプ以外でも使える応用の効く結び方となります。画像は保管中のDIY材料を動かないようPPロープ紐で押さえているものです。打ち付けた釘にロープ紐を「もやい結び」でかけて、反対側は自在結びで調整してでピンと張り、押さえつけて動かないようにしたロープワークとなります。
また、洗濯物が多い時などは家屋内外でPPロープ紐を使い臨時の洗濯物干しを作ることも簡単です。さまざまな状況にも対応できる応用の効く自在結びはいろいろな所で使えるロープワークとなります。