外に露出した部分はすべて表面処理を施した最高峰のバイク用チェーン

RKでは、ハイエンドの「XXW series」から「RXW series」「MRU series」に幅広く採用されているED.BLACK・ED.GOLDは、バイク用チェーンとして世界最高峰の表面処理が施されている。
RKこだわりの表面処理 その1「チェーンのピン頭のメッキ」

ピンの頭は、雨に降られたりすると水が溜まりやすく、特にサビが発生しやすい部分だ。ピンの頭がサビればそこからプレートへと腐食が進行する事になりかねない。だからこそ、RKではこの部分のメッキにこだわっている。
そして、ピン頭のメッキを行うために、途方もない手間がかけられているのだ。

走行時はチェーンのピンとブッシュが摺動することになる。それにより、ピンに施されたメッキ処理の薄い膜が剥がれるとチェーンの“初期伸び”の要因となるし、剥がれたメッキは異物となってシールリングによって封入されているグリスを劣化させてしまう。そのため、両端部のみにメッキを行う必要があるのだ。

そこでRKでは、ピン全体をメッキした後、両端を残して胴体部分だけ研磨してメッキを落としているのである。おそろしく手間のかかる製造工程を経ているのだ。
RKこだわりの表面処理 その2「プレートの2層コート」
ED.BLACKとED.GOLDはプレートに2層の表面処理が行わているのが最大の特徴だ。

ED.BLACKとED.GOLDは下地のメッキを行った後、さらにメッキの上から電着コートを行っている。
一層のメッキでは目に見えないレベルでプレート表面に穴が開いており、これを電着コートで埋めることで、さらに腐食しづらくなっているのだ。
また、下地のメッキを行うことで電着コートとの密着性を高める狙いもある。さらに、副産物として仕上がりが平滑となり、見た目にも美しくなっている。
RKこだわりの表面処理 その3「ローラーのメッキ」

ED.GOLD、ED.BLACK、SILVERのチェーンにはローラーにもメッキが施される。ローラーはスプロケットと摺動するため、走行距離を重ねればメッキは剥がれてしまうが、メッキの目的は新品〜走行初期のサビ抑制にある。たとえメッキが剥がれたとしても、ローラーのサビ自体は走行により落ちていくため過剰に進行することはないのだ。
こうして、RKでは外に露出している部分に全て表面処理を施した理想のカラーチェーンを実現。雨や湿気、潮風などからチェーンを護っている。