ダイソーのUSB-Cケーブルってどんな性能なの?
USB-Cケーブルの規格が分かったところで、少し気になるのがダイソーの製品です。

確かに数年前は1A対応の貧弱なUSB-Cケーブルが多く、充電速度が遅かったりAppleのMFi認証を受けていない怪しい製品もあり、必ずしもオススメできませんでした。
そのため「100円ショップのUSB-CケーブルをiPhone 15 Proに使って本当に大丈夫なの?」と思うのは理解できます。
ですが、最近のダイソーのUSB-Cケーブルはバカにできないほどしっかりした製品も多いので、今回は実際にiPhone 15 Proでダイソーで売られている3本のUSB-Cケーブルを実験してみたいと思います。
実は筆者は、過去にこれらダイソーのUSB-CケーブルをAndroidスマホやMacBookなどで充電速度を実験しています。そのときの実験結果はこちらの記事で確認できます。
まず紹介するのが、110円のスタンダードなUSB-Cケーブル。端子の片方は汎用性の高いType-Aになっています。USB-PDには非対応ですが充電は3A対応、転送速度はUSB 2.0で最大480Mbpsとなっています。

次も110円のスタンダードなUSB-Cケーブルですが、こちらは端子がどちらもType-Cになっています。充電は最大3Aで、転送速度はUSB 2.0準拠の最大480Mbpsです。

最後に紹介するのは330円とやや高価なUSB-Cケーブルです。端子はどちらもType-Cですが、充電はPD対応で最大100Wまで対応。ただし、転送速度はUSB 2.0で最大480Mbpsとなっています。


また、今回はACアダプタもダイソーで770円の「超速充電器PD+Quick Chage2ポート 20W」を利用しています。Apple純正の20W USB-C電源アダプタは2,780円もしますが、Type-Cの充電スペックは決して負けていません。
USB Type-Cは5V/3A・9V/2.2A・12V/1.66Aの「PD 3.0」対応で最大20W。USB Type-Aは3.6-6V/2A・9.1-12V/1.5Aの「QC 3.0」対応で最大18Wに対応しています。
