ダイソーのUSB-Cケーブルってどんな性能なの?

USB-Cケーブルの規格が分かったところで、少し気になるのがダイソーの製品です。

ダイソーで110円のUSB-Cケーブルが価格差25倍Apple純正と同等の性能だった!
こちらが今回の実験に使用するダイソーのUSB-Cケーブル。左2つは110円のスタンダードタイプで、右はUSB-PD対応の100W給電が可能なタイプで価格は330円です(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)

確かに数年前は1A対応の貧弱なUSB-Cケーブルが多く、充電速度が遅かったりAppleのMFi認証を受けていない怪しい製品もあり、必ずしもオススメできませんでした。

そのため「100円ショップのUSB-CケーブルをiPhone 15 Proに使って本当に大丈夫なの?」と思うのは理解できます。

ですが、最近のダイソーのUSB-Cケーブルはバカにできないほどしっかりした製品も多いので、今回は実際にiPhone 15 Proでダイソーで売られている3本のUSB-Cケーブルを実験してみたいと思います。

実は筆者は、過去にこれらダイソーのUSB-CケーブルをAndroidスマホやMacBookなどで充電速度を実験しています。そのときの実験結果はこちらの記事で確認できます。

まず紹介するのが、110円のスタンダードなUSB-Cケーブル。端子の片方は汎用性の高いType-Aになっています。USB-PDには非対応ですが充電は3A対応、転送速度はUSB 2.0で最大480Mbpsとなっています。

ダイソーで110円のUSB-Cケーブルが価格差25倍Apple純正と同等の性能だった!
こちらは、USBType-C/Type-Aのスタンダードなケーブル(1m)で価格は110円です。充電は最大3Aで、転送速度はUSB 2.0準拠の最大480Mbpsとなります(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)

次も110円のスタンダードなUSB-Cケーブルですが、こちらは端子がどちらもType-Cになっています。充電は最大3Aで、転送速度はUSB 2.0準拠の最大480Mbpsです。

ダイソーで110円のUSB-Cケーブルが価格差25倍Apple純正と同等の性能だった!
こちらは、USBType-C/Type-Cのケーブル(1m)で、価格は110円です。充電は最大3Aに対応しますが、転送速度はやはりUSB 2.0準拠で最大480Mbpsとなります(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)

最後に紹介するのは330円とやや高価なUSB-Cケーブルです。端子はどちらもType-Cですが、充電はPD対応で最大100Wまで対応。ただし、転送速度はUSB 2.0で最大480Mbpsとなっています。

ダイソーで110円のUSB-Cケーブルが価格差25倍Apple純正と同等の性能だった!
このなかでは唯一330円と高価なタイプ。安全に高出力給電できる「eMarker」内蔵&USB-PD対応なので5V-20V/5A(最大100W)までの高速充電にも対応します。ただし、USB 2.0準拠なので転送速度は480Mbpsとなります(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
ダイソーで110円のUSB-Cケーブルが価格差25倍Apple純正と同等の性能だった!
「USB CABLE CHECKER 2」というテスターで性能を調べたところ、「CC」=USB-PDに対応しており、液晶にはしっかり「E-MARKED」も表示されました(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)

また、今回はACアダプタもダイソーで770円の「超速充電器PD+Quick Chage2ポート 20W」を利用しています。Apple純正の20W USB-C電源アダプタは2,780円もしますが、Type-Cの充電スペックは決して負けていません。

USB Type-Cは5V/3A・9V/2.2A・12V/1.66Aの「PD 3.0」対応で最大20W。USB Type-Aは3.6-6V/2A・9.1-12V/1.5Aの「QC 3.0」対応で最大18Wに対応しています。

ダイソーで110円のUSB-Cケーブルが価格差25倍Apple純正と同等の性能だった!
こちらがダイソーで770円のACアダプターです。USB Type-CはPD 3.0対応で最大20W、USB Type-AはQC 3.0対応で最大18Wまで対応できます(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)