秋の釣りで気をつけるべき事

もし、2尾のイワナが寄り添っている光景を見かけたら産卵行動に入っているという事なので狙わずにそっとして静かに周辺から立ち去りましょう。例えそれが今まで見た事もない巨大なイワナだったとしても、です。産卵行動を邪魔するのは釣り人としてやってはいけない行為です。

イワナ狙いの秋の渓流ルアー釣り攻略法【北海道】産卵行動中の魚は狙わない北海道の渓流ルアーでの釣果(提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

また秋はヒグマが冬眠に備えて脂肪を蓄えるため活発になる時期です。特に源流域に近い場所で釣りをする場合は注意が必要です。通い慣れた川で今まで熊の痕跡を見たことが無かった場所でも出くわす可能性は常にあり、熊の痕跡などには注意を払う必要があります。

現にこの9月上旬に筆者はとあるお気に入りのイワナ沢でヒグマの親子に遭遇しています。高台に居た熊との間には30mほど距離があり向こうはこちらに気がついていない様に見えたものの、仔熊連れは非常に危険です。なんとかパニックになるのを堪えながらゆっくりと熊の視界から外れるように後ろに下がり、爆竹を鳴らしながら早歩きで来た道を戻りました。

気温は25℃と涼しい日でしたが車に辿り着いた時には滝の様な汗と震えが止まりませんでした。その日以降、釣りをしている時でも周囲の状況により注意を払うようになったのは言うまでもありません。

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<小峠龍英/TSURINEWSライター>