■「暑さで死んじゃう!」と悲鳴も

思わず二度見してしまうこちらの案内標識は多くの人々の注目を集め、投稿から数日で900件以上ものリポストを記録。

他のXユーザーからは「暑さで死んじゃう!」「南極へ行くより相当楽だった」「太陽、意外と近かったのか…」など、驚きの声が多数寄せられている。

ポスト投稿主・道民の人さんに詳しい話を聞いたところ、こちらの標識は北海道日高振興局にある「新冠町」(にいかっぷちょう)にて撮影したものと判明。

「太陽までの距離」書かれた標識、あまりの近さに目を疑うが… その正体に思わず感動
(画像=『Sirabee』より 引用)

日本の風土に造詣の深い道民の人さんは「『太陽』という地名は、北海道では有名廃村・廃鉱山の羽幌炭砿地区のものとこちらの2つがあります。3年ほど前にこちらを訪れた際はゲリラ豪雨に見舞われて撮影ができなかったため、今回の再訪に伴って撮影できました」とも振り返っている。

また道民の人さん曰く、同地域では太平洋戦争後の1947年(昭和22年)、満州から引き揚げてきた人々を中心に戦後開拓が始まり、その際に「太陽」という開拓地名がつけられたとのこと。

そこで今回は、非常に興味深い「太陽」の詳細を探るべく、「新冠町教育委員会 新冠町郷土資料館」に取材を敢行。その結果、壮大な歴史を感じさせる様々なエピソードが明らかになったのだ。