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軽スーパーハイトワゴンとは?
軽スーパーハイトワゴンのメリット・デメリット

軽スーパーハイトワゴンとは?

軽スーパーハイトワゴンおすすめランキング!メリット・デメリットや本当にダサいの?
(画像=©xiaosan/stock.adobe.com、『MOBY』より引用)

軽スーパーハイトワゴンとは、軽自動車のなかでも快適性と利便性に特化したモデルです。現在販売されている代表的なモデルは、いずれも全高1,700mm以上、室内高1,350mm以上を確保しており、ミニバンにも匹敵する後席空間と頭上空間が備わっています。

また、多彩なシートアレンジ機構・高機能な両側電動スライドドアも特徴であり、4人以内の乗車であれば、1台で日常的なほとんどの用途をまかなえてしまう使い勝手のよい軽自動車が軽スーパーハイトワゴンです。

軽スーパーハイトワゴンのメリット・デメリット

軽スーパーハイトワゴンおすすめランキング!メリット・デメリットや本当にダサいの?
(画像=©maroke/stock.adobe.com、『MOBY』より引用)

軽スーパーハイトワゴンを選ぶメリット

メリット1.広い荷室と室内空間

軽スーパーハイトワゴンの特徴はなんといっても頭上空間の広さ。車幅の狭く閉塞感を覚えやすい軽自動車であっても、高い天井の軽スーパーハイトワゴンなら車内は開放的で快適です。

いずれの車種も小さな子供が車内で直立できるほどの高さを備え、荷室高も1,000mmを超えているため平均的な成人男性が荷室で背筋を伸ばして座っても天井に頭がつかず、窮屈な思いをせずに車中泊を楽しめます。

もちろん、大型の荷物や背の高い荷物も積む際にも重宝します。

メリット2.大型電動スライドドアの優れた乗降性

軽スーパーハイトワゴンの条件のひとつでもある後席の大型スライドドアは、乗降時に大活躍します。狭い場所の駐車でも隣の車に気を使うことなく乗り降りできるうえ、高い室内高も相まって、乗車時に姿勢を大きくかがめる必要がありません。

また、多くの車種で電動スライドドアが設定されているため、開け閉めに大きな力も不要です。軽スーパーハイトワゴンは、子供からお年寄りまで楽に乗降できるよう配慮されています。

メリット3.万能性の高さとコストパフォーマンス

軽自動車らしからぬ広い室内空間に、乗降性に優れたスライドドアが備わるうえ、維持費が安い軽スーパーハイトワゴンほど多用に使える車は他に見当たりません。

同等の使い勝手を誇る軽1BOXカーに比べて外観がおしゃれであるため、フォーマルな場でも問題なく使えます。また同じく利便性が高いコンパクトミニバンよりも維持費が安く、ボディが小さいため運転に自信がない方でも安心。さらに、高い人気によるリセールバリューの高さも美点です。

軽スーパーハイトワゴンは、日常生活のあらゆるシーンで活躍できるハイコストパフォーマンスな実用車といえるでしょう。

軽スーパーハイトワゴンを選ぶデメリット

デメリット1.低い走行性能

全高の高さは車の走行性能を引き下げます。全幅が狭いうえに、どうしても重心が高くなる軽スーパーハイトワゴンは、高速走行では安定感を保ちづらく、カーブの走行時に車は大きく傾きます。また横風の影響も受けやすく、悪天候時はフラフラと車が揺れ、真っすぐ走れないこともあります。

かといって、安定性を高めようとするとサスペンションを固めざるを得なく、乗り心地の悪化を招きます。走行安定性や乗り心地の低さはボディ剛性の強化やサスペンションの工夫で対応されているものの、軽スーパーハイトワゴンの全高の高さは、走行に関するあらゆる面で不利に働きます。

デメリット2.利用駐車場の制限

軽スーパーハイトワゴンは、その全高の高さから利用できる駐車場が制限されます。機械式駐車場は利用できず。全高よりも天井が低く設計された古い立体駐車場も、天井に車をぶつける危険があるため利用できません。

ルーフボックスなどを装着すると、車種と製品の組み合わせによっては2.0mを超える場合があるため、一般道を走行する際にも極端に高さ制限が低いトンネルや高架下には注意が必要になります。