イングランド2部リーグのチャンピオンシップ第8節が日本時間9月26日に行われ、MF坂元達裕が所属するコベントリー・シティと、日本代表DF中山雄太が所属するハダースフィールド・タウンが対戦した。
チャンピオンシップ初となった日本人対決。試合はコベントリーが27分に先制するも、終了間際にハダースフィールドが劇的同点弾を上げ1-1のドローに。坂元はリーグ戦5試合ぶりの先発となり88分に交代。前節で今2023/24シーズン初先発を飾った中山は2試合連続でスタメンとなりフル出場した。
ここでは坂元と中山のインタビューを中心に同試合を振り返ると共に、サポーターの声や監督の直撃取材コメントも紹介しよう。
コベントリーVSハダースフィールド:試合展開
ハダースフィールドは先週9月18日、74歳の老将ニール・ワォーノック監督と双方合意の上での契約解除を発表。後任には、昨2022/23シーズンにシェフィールド・ウェンズデイをリーグワン(3部相当)から3季ぶりのチャンピオンシップに導いたダレン・ムーア監督を迎えた。
実質2日の練習しか行えていないハダースフィールド相手にホームで勝利が欲しいコベントリーは、前半から右ウイングバックに入った坂元を中心にサイド攻撃を組み立てる。坂元は持ち味の切り返しやドリブルで突破するもののチャンスには繋げられないが、味方のカウンターで先制に成功する。
後半に入るとハダースフィールドは攻勢をかけ、3バックの左CBでの出場となった中山もドリブルで持ち上がるなど積極的な攻撃参加を見せ、後半アディショナルタイムの劇的弾に繋げた。
コベントリー坂元「(他の日本人には)負けたくない」
ー試合を振り返ってどうでしたか?
坂元:前半はいい形でボールを蹴ることができたんですけど、後半相手がポジションを変えてきて、ずっと押し込まれる展開になってしまって。僕もなかなか攻撃に行けずに後ろで守る形になってて、最後の最後でもったいない失点してしまったんでもっと後半の中で修正できることはあったと思います。
ー今回、チャンピオンシップで初めての日本人対決となりましたが?
坂元:彼(中山)も代表でずっとやってましたし、僕はあまり(代表に)絡んではなかったですけど、いい選手だと思いましたし、今日もいいプレーをしてました。チャンピオンシップの舞台には僕と中山くんと三好康児の3人しかいない。同い年くらいなので負けたくないという気持ちありますし、勝ちきれなかったのは悔しいです。