実際に「TWS-G273」と最新型「DG036-01」を聴き比べてみよう!

ダイソーのワイヤレスイヤホン2機種のスペックを確認したところで、実際に音楽を聴いて音質の違いを確認してみます。

まず、「TWS-G273」はダイソーのワイヤレスイヤホンにありがちな、低重音が響きすぎることがありません。

中音も高音もバランスよく癖のないフラットな感じなので、ボーカル曲が聞きやすいのが特徴です。初代「TWS001」と比べると音質はかなり改善されていると言えるでしょう。

それでも全体的にややこもった感じがあり、数万円の高級機種に比べると解像度が低くシャキッとした感じはありません。

ただし、ボリュームをかなり大きくすると、こもっている感じが解消され、多少キレが出てきますので、音量は大きめで聴くことをオススメします。

ダイソー最新ワイヤレスイヤホン「DG036-01」と「TWS-G273」を聴き比べてみた!
(画像=TWS-G273は低音・中音・高音がすべてフラットで癖がなく、音のバランスは悪くありません。しかし、全体的にもやっとしており音の解像度は低い印象です(筆者撮影)、『オトナライフ』より引用)

次に、最新型の「DG036-01」を聴いてみます。最初に音楽を聴いた印象はTWS-G273よりボリュームが大きめで、音はやや乾いているように感じます。

また、TWS-G273よりもかなり低重音が効いているのに、ボーカルだけはハッキリと聴こえるのが特徴的です。ただし、高音はボーカルの後ろに隠れてしまっており、かなり癖のあるバランスになっています。

パッケージを読むと「日本人技術者がチューニングした日本人向けの音質」「ボーカルの伸びを意識し」とあるので、まさにそのとおりのチューニングになっているのでしょう。

ダイソー最新ワイヤレスイヤホン「DG036-01」と「TWS-G273」を聴き比べてみた!
(画像=DG036-01はボーカルを立てて低重音が響くチューニングが施されていますのでドンシャリ系には向いています。しかし、高音がやや犠牲になっており、チューニングの癖が強めです(筆者撮影)、『オトナライフ』より引用)
ダイソー最新ワイヤレスイヤホン「DG036-01」と「TWS-G273」を聴き比べてみた!
(画像=パッケージには「日本人技術者がチューニングした日本人向けの音質」や「ボーカルの伸びを意識し」とありますが、確かにボーカルはクリアに聴こえました(筆者撮影)、『オトナライフ』より引用)

DG036-01でじっくり音楽を聴いてみると、やはり数万円する高級機に比べて音の解像度は低く、とくにボーカルを際立たせるために、高音が犠牲になっているのが気になりました。

とはいえ、DG036-01はボーカルが非常にクリアに聴こえますし低重音も響きますので、聴く音楽によっては、TWS-G273よりかなり音がいいと感じる人も多いでしょう。

まとめ

いかがでしょうか? 今回はダイソーで1,100円の完全ワイヤレスイヤホン「TWS-G273」と最新型の「DG036-01」を比較してみました。

DG036-01のほうがTWS-G273よりもバッテリーの持ちがかなりよく、低遅延のゲームモードがあるなど、機能面や使い勝手はかなりいいと思います。

ただし、音質に関してはボーカルを重視したチューニングを施されたDG036-01の音がいいと感じるか、フラットでまったく癖のないTWS-G273のほうがいい音だと感じるかは、人それぞれでしょう。

いずれにせよ、初代TWS001などに比べると使い勝手や音質は向上しているので、1,100円という価格を考えれば、どちらを選んでもコスパは悪くないと思います。

ただし、最近では1,990円という低価格でも非常に音質のよいXiaomi「Redmi Buds 4 Active」なども登場していますので、低価格ワイヤレスイヤホン選びはますます悩ましい感じになっています。

※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2023年9月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。

文・オトナライフ/提供元・オトナライフ

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