目次
テールランプとは?
後方ランプとの違いは?
テールランプはどこで交換できるのか
テールランプの交換費用は?
テールランプが切れたまま走行するとどうなる?
テールランプとは?

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テールランプとは、車の後部にあるランプのことです。尾灯ともいいます。テールランプは、後ろに走る車や自転車、歩行者などに存在を知らせるためのものです。
夜間にはテールランプを点けることが道路交通法第52条で義務付けられていますので、必ず点灯するようにしましょう。
- 道路交通法第52条 車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。
以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。
政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。
また、車検基準についても法令があります。
- 道路運送車両の保安基準第37条 自動車(最高速度20キロメートル毎時未満の軽自動車及び小型特殊自動車を除く。)の後面の両側には、尾灯を備えなければならない。
ただし、二輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車並びに幅0.8メートル以下の自動車には、尾灯を後面に1個備えればよい。
後方ランプとの違いは?

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テールランプと後方ランプは、車の後部にあるランプという点においては大きな違いはありません。
しかし、後方ランプはテールランプのようにヘッドライトのON・OFFと連動して点灯するランプとは限らず、以下3つのランプが挙げられます。
- ブレーキランプ
- バックライト
- リヤフォグランプ
ブレーキランプ
ブレーキランプとは、ブレーキを踏んだ際に点灯する赤色のランプです。制動灯ともいい、減速したことを後続車に知らせる役割を持っています。
ブレーキランプは「道路運送車両の保安基準」第39条で以下のように定められています。
- 自動車(最高速度20キロメートル毎時未満の軽自動車及び小型特殊自動車を除く。)の後面の両側には、制動灯を備えなければならない。ただし、二輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車並びに幅0.8メートル以下の自動車には、制動灯を後面に1個備えればよい。
- 照明部の大きさは20平方センチメートル以上
- 尾灯と兼用の場合、同時に点灯した際の光度が尾灯のみの場合の5倍以上となることなど
バックライト
バックライトとは、シフトをRレンジに入れた際に点灯する白色のランプです。後退灯ともいい、バックすることを周囲に知らせる役割を持っています。
バックライトについては前出の「道路運送車両の保安基準」第40条で以下のように定められています。
- 自動車には、後退灯を備えなければならない。(後略)
最近ではバックライトをLEDバルブに交換する方も多く、交換にあたっては「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」第136条の基準を満たしたものでなければならないため、注意が必要です。
パッケージや説明書などに「車検対応」と書いてあるものを選ぶか、プロに確認するのをおすすめします。
リヤフォグランプ
リヤフォグランプとは、霧や大雨などの視界不良の際に点灯する赤色のランプです。後部霧灯ともいい、自車の存在を後続車に知らせるのです。
リヤフォグランプについては前出の「道路運送車両の保安基準」第37条の2で以下のように定められています。
- 自動車の後面には、後部霧灯を備えることができる。
- 後部霧灯は、霧等により視界が制限されている場合において、自動車の後方にある他の交通からの視認性を向上させ、かつ、その照射光線が他の交通を妨げないものとして、灯光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。
「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」第129条では以下のように定められているため、取り付けを検討している方は注意が必要です。
- 後部霧灯は、前照灯又は前部霧灯が点灯している場合にのみ点灯できる構造であり、かつ、前照灯又は前部霧灯のいずれが点灯している場合においても消灯できる構造であること。