テレビのサイズ別の消費電力と電気代の例
消費電力と電気代は、テレビのサイズによっても変わります。以下は、液晶テレビを1日に4時間視聴していると仮定した場合のサイズ別の電気代目安です。
【小さめ・1カ月】24・32インチのテレビの平均電気代
小さめのサイズである24・32インチの場合、消費電力は24インチで約50W、32インチで約85W 。1kWhあたり27円として計算すると、24インチの場合、1時間あたりの電気代は約1.4円、1カ月で168円となります。32インチの場合は、1時間あたり約2.3円なので1カ月の電気代目安は276円です。
【中型・1カ月】40・46インチのテレビの平均電気代
中型サイズである40・46インチの場合、消費電力は40インチで約125W、46インチで約150W 。1kWhあたり27円として計算すると、先述のとおり40インチの1時間あたりの電気代は約3.4円、1カ月の目安となる電気代は408円です。46インチの場合は、1時間あたり約4.1円となり1カ月の電気代目安は492円となります。
【大型・1カ月】65・80インチのテレビの平均電気代
65・80インチのテレビなど大型サイズになると、液晶テレビでも消費電力は65インチで約218W、80インチで約350Wと高くなります。1kWhあたり27円として計算すると、電気代の目安は65インチで1時間あたり約5.9円、1カ月で708円です。80インチになると1時間あたり約9.5円、1カ月で1,140円となり、小さめの24インチのテレビと比較し約4~7倍も電気代が高くなります。
【参考】テレビの電気代の計算方法
ここまで1時間当たり及び1カ月当たりのテレビの電気代目安を紹介してきました。ここからは、参考までにテレビの電気代の計算方法も紹介します。なお、前提として本記事で紹介している電気代は、前述のとおり1kWhあたりの電気料金を「27円」として計算しています。詳しい計算方法は以下の通りです。
消費電力と1kWhあたりの電気料金から算出する方法
一般的なテレビの電気代は、(消費電力×使用時間)÷1000×(1kWhあたりの電気料金)で計算できます。
この式に、消費電力と使用時間、1kWhあたりの電気料金をそれぞれ入力すれば、テレビの電気代が求められます。「消費電力」は、テレビ本体や取扱説明書にW(ワット)という単位で記されている数値を利用します。「使用時間」は自分が実際にテレビを見る時間やつけっぱなしにしている時間を当てはめてください。また厳密には「1kWhあたりの電気料金」は契約している電力会社やプランによって異なるため、契約書などでご確認ください
たとえば、消費電力が125Wの40インチの液晶テレビを1日に4時間見た場合。1kWhあたりの電気料金を27円として、テレビの電気代を求める計算式に当てはめてみると「 (125W×4時間)÷1000×27円 = 13.5円 」と、1日あたりの電気代の目安を求めることができます。
1カ月の電気代目安を計算したい場合は、さらに30日分を掛けて「(125W×4時間)÷1000×27円×30日 = 405円 」と求めることが可能です。
【注意点】電力会社やプランによって変わる電気料金
なお、電気料金はテレビの種類やサイズ以外に、電力会社やプランによっても変わるため注意が必要です。
2016年4月1日以降、電力自由化によってさまざまな電力会社やプランから自由に電気契約を選べるようになっため、今回は主に1kWhあたりの電気料金を「27円」として試算していますが、実際は電力会社によって大きく異なります。
そのため、電力会社の乗り換えを検討している場合は各会社の1kWhの電気料金をチェックしておくことをおすすめします。電力会社によっては割引キャンペーンを展開していることもあります。
新電力会社といってもこのように様々あるため、業者選びに迷う人は少なくありません(ロゴは各社公式サイトより引用)