キャンプ地でとにかく映える、使える「ロマン枠」
今度は車にギアコンテナを積みこんで、実際にキャンプ地へ赴いた。テントを立て、筆者が普段セッティングするように椅子とテーブルを配置。SとMのギアコンテナは右側に置いてみた。この状態で、コンテナの中からクッカーやカトラリー、食材などを出すと非常に使いやすい。右から物を取り、左のテーブルで下ごしらえ、正面の焚き火台で調理、という具合だ。やはりこれだけ大きな黒い物体が並んでいると、それだけで存在感があり、使って、眺めることが喜びにつながる。筆者の装備は黒ではないが、これに揃えて全体を黒くしたくなる気分だ。

左側のテーブルで作業。写真にはないが、焚き火台を正面に置いて、そこで調理する。
キャンプギアには「ロマン枠」という言葉があり、これはたいして明るくないが、カッコいいから持って行くオイルランタンのような道具のことを指す。役にたたなくても眺めているだけで幸せにしてくれるギアのことだ。その点、このギアコンテナは眺めて良し、使って良し。バイクでも車でも機能性を発揮し、その上でキャンプ地で「映え」も担ってくれる一石何鳥?というアイテムと感じた。
このギアコンテナのブランド名であるJAGUY(ヤガイ)の語源はそのまま=野外なのだろうと推測していたが、JA=JAPAN発信のアウトドアブランド/JA=ドイツ語で「はい」/GUY=「ガイ」男性が持ってカッコいいギア、という深い意味が込められていたのだ。そう思うと、まさにこのギアコンテナは無骨な男が野外で楽しむためのかっこいいギアなのだと腑に落ちたのである。

使う喜び、眺める楽しみが同時に味わえる逸品だ。