実際にソロキャンプの道具を収納してみる

今回は筆者が普段使っているバイク用のソロキャンプグッズを用意して、Mサイズに入れてみた。テント、マット、椅子、ローテーブル2つ、寝袋、クッカー、カトラリー、焚き火台、LEDランタン、グローブ、ハンマー、ガスバーナー、調味料といった内容だ。Mサイズは容量48Lなので厳しいかと思ったが、これがすっぽり。どころか、まだ少し余裕がある状態だった。

普段筆者が使っているバイク用のキャンプ道具一式。左からシュラフ、テント、マット、椅子、バーナー、
カトラリー、テーブル、焚き火台など。
筆者のバイク用のキャンプ道具なら、なんの問題もなくすっぽり入ってしまい、まだ1L以上余裕がある感じ。
そのスペースには食材を入れればちょうどいいかも。

CT125へ積載してみると、相性抜群だった

キャンプ道具を入れたままCT125ハンターカブのキャリアに積んでみると、これがほぼピッタリ。左右が3㎝ずつはみ出し、キャリアの後端は12㎝も余っているので、まだここに何か積める状態だ。そして固定も楽々。前述のデイジーチェーンに固定用のストラップを通すことで、ストラップの位置がズレず、荷物がしっかり安定する。一度ストラップを外し、Mの上にSを載せて、再び固定すると、これもばっちり固定できた。Mサイズ48L+Sサイズ22Lだから合計で70Lもの容量なのだが、非常にスマートでがっちり固定できたことには驚いた。

デイジーチェーンに固定ストラップを通すと、まったくズレなくなるので荷崩れの心配も皆無だ。本体の正面にある「JAGUY」のロゴはリフレクターになっているので、光が当たると光る。バイクに載せた際、夜間や雨天走行で存在をアピールできる。
このように、チェーンからストラップを下に引くと、固定した状態でも蓋が開閉できるようになる。
さっと中身を取り出したいときなどは、この固定方法で。

SとMを重ねて、ストラップを通してみたところ、これもがっちり固定できた。これだけで容量70Lの荷物が固定できるのだから、パッキングの時間が大幅に短縮される。筆者なら、上のSには、レインウエア、着替え、洗面具、スマホのバッテリーなど身の回りの物を入れ、Mにキャンプ道具を入れる。例えば、長旅でフェリーに乗船するような場合は、上のSだけを船内に持って入るような使い方が便利だと思った。

合計で70Lという大容量ながら、まったく不安なくがっちり、しかも簡単に固定できるのだから、
荷物の多いキャンパーには嬉しいバッグだろう。
横から見ても、しっくりくるスタイルで、まるで純正バッグのような違和感のなさ。
逆にSのみを積載すると、とても軽快な仕様となる。週末の日帰りツーリングや、
できるだけ荷物を減らしたい林道ツーリングなら、断然こちらのSを積んでいく。

もちろん、これは車に積載する場合にも同じことが言え、左右と奥行きが同じなので、非常にスタッキングしやすいのだ。ちなみにシリーズにはもう一つ上のMH(ハイラージ)サイズがあり、これは高さが46cmで容量69Lあるので、これも車ならスタッキングがばっちり決まる。

またメーカーによると本体の素材とファスナーは防水仕様だが、縫い目は防水ではないので、完全防水ではない、とのこと。今回実は雨の中も走行したのだが、中身が濡れることはなかった。つまり相当な長時間(丸一日とか)の雨天走行などをしなければ、ほぼ防水できると考えていいだろう。