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四国縦断の魅力5 車窓から見える大歩危渓
四国縦断の魅力6 大杉から御免へ
四国縦断の魅力5 車窓から見える大歩危渓
阿波池田から再び普通列車にのります。13時49分発で高知行きのため、途中下車せずにこの列車で一気に高知に向かいます。阿波池田駅を出発した列車はやがて祖谷口駅あたりを過ぎると渓谷が見えてきました。
この辺りの渓谷は大歩危峡と呼ばれているスポットです。ちなみに大歩危とは「ぼけ(歩危:崖)」道を大股で歩くと危ない場所と言う意味があります。
大歩危峡は吉野川中流域にある渓谷で、大歩危・小歩危と呼ばれる絶景地が見えてきます。車窓からも眺められますが、トンネルが多く、風景はところどころ途切れてしまいます。
それでも長い距離渓谷が続くので車窓から存分に楽しめます。川にはカヤックやラフティングを楽しんでいる船の姿が見られました。またかつての橋が新しい橋に置き換わり、その名残だけが残っているスポットもあります。さらに鉄道からの対岸には道の駅や大歩危峡観光遊覧船乗り場などの建物が見えます。
四国縦断の魅力6 大杉から御免へ
大歩危を過ぎてもしばらく吉野川の景観が見られます。高知県内に入るとやがて樹齢が3000年もあるというパワースポットの大木、杉の大杉の最寄り駅大杉駅を過ぎていきます。
さらにその先には鉄橋の上に駅のホームがあるという、土佐北川駅に入りしばらく停車、対向車を待ちました。さらにその先にはもうひとつのスイッチバックの秘境駅、新改駅に列車は入ります。坪尻駅同様にいったんバックして駅の中に入ると、特急列車が通過していきました。土讃線のこのエリアは乗客を飽きさせない風景と駅が続きます。
親改め易を過ぎると急に視界が開けていき、やまから里に下りてきたのがわかります。土佐山田駅では龍河洞に向かう最寄り駅ですが、この駅から通学者を中心に乗客が増えていきます。
やがてごめんなはり線の乗換口でもある御免駅に到着すると、高知駅はすぐ目と鼻の先です。