夏休みと言えば青春18きっぷが発売されます。こちらの切符は各駅停車と快速だけしか乗れず、特急に乗ると特急券だけでなく乗車券も必要となり、あるいはJRから独立したローカル線に使えないなどの制約はありますが、JR全線1日乗り放題のため、魅力的な鉄道旅ができます。
今回は岡山駅から高知駅までの間を、青春18きっぷを使って快速と各駅停車の列車を乗り継いで鉄道旅をしてみました。
目次
四国縦断の魅力1 岡山から瀬戸大橋を渡る
四国縦断の魅力2 坂出、多度津、琴平
四国縦断の魅力1 岡山から瀬戸大橋を渡る
今回の旅の出発点は岡山駅、本来なら特急南風号にのれば2時間半もかからない間に高知駅に到着しますが、今回は青春18きっぷを使っての四国縦断です。岡山駅9時54分発の快速マリンライナーに乗ってまずは坂出駅に向かいます。
マリンライナーは岡山の南西にある早島の田園地帯を抜け、茶屋町駅から瀬戸大橋線に入ります。しばらくトンネルが続きますが、突然開けたところに出ると本州側最後の駅、児島駅に到着します。児島駅からはいよいよ瀬戸大橋を渡ります。
児島駅からトンネルに入りそれが抜けると、瀬戸大橋に入りました。列車はゆっくりと走行するので車窓から存分に景色が堪能できます。
途中幾つもの小島を経由しているのでひとつひとつの橋はそれほど永く感じません。10分ほどの間、橋の上から見える小さな島や遠くの風景は絶景です。与島を越えてふたつの備讃瀬戸大橋を渡るといよいよ四国に入ります。
四国に入ると大きな埋立地・番の洲町の上にある高架線を列車が走ります。坂出港沖合4km地点に浮かんでいた沙弥島と瀬居島を陸続きにした大きな埋立地がひろがっている中を列車は速度を上げて通過していきます。
石油コンビナートの上を列車は走っていきます。やがて宇多津方面とわかれていくと、列車は10時35分に坂出駅に到着しました。
四国縦断の魅力2 坂出、多度津、琴平
坂出駅で多度津行きに乗り換えました。10時39分発と4分間だけの待ち合わせだったため、とても効率が良かったです。坂出からの列車は瀬戸大橋を左手に見ながら宇多津駅に到着したのち、丸亀駅に到着、その後10時54分に多度津駅に到着しました。ここは今回の中でもっとも乗車時間の短い列車旅でした。
多度津駅は高知方面に向かう土讃線と愛媛松山方面に向かう予讃線に分かれています。多度津駅で50分ほど待った後、11:39分多度津発阿波池田行きの列車に乗り込みました。
阿波池田駅行きの列車には通学生が多く乗車してきましたが、三駅先の琴平駅まででほとんどが降りていきました。琴平駅には金比羅宮、ひとつ手前の善通寺駅は空海の生まれ故郷があるところです。