エギの選択
エギはシャローまたはスロータイプと呼ばれる沈降速度が遅いもの、ディープタイプと呼ばれる沈降速度が速いもの、ラトルが内蔵されていて音が鳴るタイプなどさまざまですが、初心者の場合はスタンダードなタイプのエギからそろえることをオススメします。
スタンダードタイプのエギはさまざまな状況に対応することができ、エギのサイズも豊富なのでイカのサイズに合わせて使い分けることもできます。
秋は小型のイカが多いのでスタンダードタイプの2.5~3.5号をある程度そろえて、その応用としてシャローやディープタイプなど、他のタイプのエギを状況によって使い分けていくのがベストです。また、新子のイカはダート系のキビキビとした動きに好反応を見せることが多いので、ダートアクションが得意なエギも揃えておくといいでしょう。
エギのカラーは幅を持たせて用意
エギのカラーは下地・布の組み合わせを含めると非常に豊富。これをサイズ別にそろえていくとなると膨大な数になってしまいます。
持参するエギの本数が少ないうちはなるべく似通ったカラーでそろえずに、明るい色と暗い色、下地も虹・金・赤・夜光など、幅を持たせるように違いをはっきりだしてそろえておけばさまざまな状況に対応できます。
定番の虹・金下地のピンクまたはオレンジをベースに、渋い状況で有効なシルエットがはっきりとでる赤下地やブラウン・グリーン系、イワシなどのナチュラル系、マヅメやナイトゲームで威力を発揮するケイムラ・夜光系のカラーをバランスよくそろえるのがおすすめです。
その他にもエギの交換がスムーズに行えるスナップ類、良型を取り込む際に必要となるギャフまたはタモ、目の保護にもなり海中がより見やすくなる偏光サングラスなどもそろえることで、より快適に楽しむことができます。ライフジャケットや磯靴の着用も心がけ安全面にも配慮しましょう。
秋イカのポイントを探す
秋イカは天敵となる青物などの中・大型魚から身を守るために障害物に身を潜めていることが多いです。
潮の流れが緩いワンドや漁港内にあるイケス・係留船・スロープなどの障害物周りに身を潜めるように浮いているアオリイカの姿を確認できることも少なくありません。
また、シモリ根やブレイクラインなどの地形変化がある場所や、藻が密集しているような場所も秋イカの代表的なポイントのひとつ。ほかにも青物が入って来られないようなシャローエリアのゴロタ場なども好ポイントとなります。
また釣り場を訪れた際はそこにスミ跡があるか確認することも大事。その中でもスミ跡が集中している個所があれば狙いめとなります。特に初めて訪れる釣り場であれば貴重な情報源にもなるのでチェックは忘れないようにしましょう。