内釜の構造や素材

一人暮らし用炊飯器の選び方解説 おすすめのメーカーや機能も紹介
(画像=『BCN+R』より引用)

内釜の構造には、厚釜・多層釜・真空釜の3種類があります。それぞれの特徴は、以下のとおりです。

■厚釜
一般的に、約2.3mm以上の厚さのモノを「厚釜」と呼びます。釜に厚みがあるため熱が均一に伝わりやすく、ムラなくお米を炊けるのが特徴です。

■多層釜
多層釜は、素材を何層にも重ねたタイプ。製品によって構造は異なるものの、7層や8層などさまざまなパターンがあります。釜の外側にアルミやダイヤモンド、銅といった熱伝導率の高い素材を用いることで、お米の芯まで熱が伝わりやすいのが特徴です。

■真空釜
真空釜は、真空の層を設けたタイプの内釜です。熱を効率よく内部に伝えて、炊き上がったご飯が冷めにくくなるのが特徴。厚釜や多層釜に比べて軽量のため、取り扱いが楽なのもポイントです。


内釜の構造と同じぐらいに重要なのが、内釜の素材選びです。内釜の素材によっても炊き上がりが変わってくるため、特徴を確認しましょう。

■鉄釜
鉄釜は、熱伝導性に優れているのが特徴です。お米の芯まで熱が通りやすく、ふっくらとした炊き上がりを実現。また、短時間で炊飯ができるため、効率よく炊けます。

■土鍋釜
土鍋釜は、内釜に土鍋コーティングを施したタイプ。遠赤外線効果でお米の芯までしっかり熱が伝わるため、ふっくら炊き上がります。また、保温性にも優れており、保温モードの電気代を節約したい方にもおすすめです。

■炭釜
炭窯は、炭を配合させたタイプです。炭に熱を加えることにより、一気に高温で炊き上げられるのが特徴。炭による遠赤外線効果が加わることで、芯まで火の通ったムラのないご飯に仕上がります。

ただし、ほかの金属素材の釜と違い、衝撃に弱いデメリットがあります。強い衝撃が加わると、欠けたり割れたりする可能性があるため、取り扱いには注意しましょう。

機能

一人暮らし用炊飯器の選び方解説 おすすめのメーカーや機能も紹介
(画像=『BCN+R』より引用)

炊飯器も日々進歩しており、さまざまな機能が搭載されています。マストな機能でなくても、自分のライフスタイルに合ったものがあれば、それが付いた商品を選ぶのも一つの手です。ただし、便利だからと多くの機能が付いたものを選ぶと、その分商品価格は上がります。その点だけ、注意しましょう。

■保温機能
食べきれずに残してしまった場合には、「保温機能」が便利。基本的には、標準装備されている製品が多いです。「長時間美味しいご飯を食べたい」のであれば、保温時間を調整できるかもあわせて確認しておきましょう。

■タイマー予約機能
タイマー予約は、ご飯の炊き上がり時間を調整できる機能です。こちらもほとんどの機種で標準装備されているでしょう。朝起きたときや帰宅時間などから逆算して予約しておくと、タイミングよくご飯が炊き上がります。

■早炊き機能
早炊き機能は、炊飯時間を短縮できる機能です。通常炊き上がりまで50分~1時間程度かかりますが、早炊きを選べば、炊き上がりまでの時間を短縮できます。

■エコ炊き機能
エコ炊きは、炊飯器からの蒸気を抑えて炊き上げる機能。消費電力を抑えて炊飯可能です。電力を抑えながらも美味しいご飯が炊けます。

■お米の銘柄炊き
「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「あきたこまち」など、お米の銘柄ごとに炊き分けができる機能です。お米によって粒の大きさや食感が異なるため、銘柄の特徴に合わせて炊き上がりを調整してくれます。

■調理機能
煮込み料理やパン・ケーキの生地など、炊飯器でいろいろな調理ができる機能です(対応するメニューは機種ごとに異なる)。作りたい料理をボタン1つで設定できるため、忙しい方にとって、非常に便利です。

■スマホ連携
スマホを使って、炊飯器の各種設定や炊き上がりを調整できる機能もあります。外出先から炊飯開始できるなど、便利な機能です。

手入れのしやすさ

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(画像=『BCN+R』より引用)

手入れのしやすさも、注意したいポイントです。手入れの手間が少なければ少ないほど、使い勝手がよいでしょう。手入れしやすい炊飯器を選びたい場合には、以下のような炊飯器をチェックしてみてください。

・内蓋を取り外せる
・洗う必要のあるパーツが少ない
・自動お手入れ(クリーニング)機能付き