3.3リッターV6ツインターボ・ディーゼル・エンジンの型式は「F33A-FTV」。従来型から、ピストン燃焼室、吸気ポート、インジェクターの最適化という改良が施されています。可変採用されたノズル付き2ウェイツインターボにより、走行状況によってターボをシングルとツインに切り替え、低速域から高速域までレスポンス良く、それでいて伸びやかな加速を実現します。
最高出力227kW(309馬力)/4000rpm、最大トルク700Nm/1600~2600rpmを発揮。燃費性能は9.7km/l(WLTCモード)となっています。
クルマ
2025/01/27
トヨタ「ランドクルーザー(300シリーズ)」は新規エンジンを採用!エンジンやミッション、パワートレーン等のスペックを解説【プロ徹底解説】
新しくなったGA-Fプラットフォーム
「ランドクルーザー(300シリーズ)」の走りを支えるのが、新しく採用されたGA-Fプラットフォームです。これは伝統のラダーフレームを刷新したもので、最新の溶接技術を活用するなどによって、従来型よりも剛性を20%アップさせつつ、軽量化も実現。さらにボディについては高張力鋼板の拡大採用や、ボンネット/ルーフ/すべてのドアパネルをアルミ化。これらによって、車両重量は先代よりも約200kgも軽くなっています。
また、エンジン+トランスミッションのパワートレインの搭載位置を、車両後方に70mm後退させ、さらに下方に28mm移動。前後重量配分の最適化と低重心化を果たしました。
新開発されたサスペンション
プラットフォームの刷新にあわせて、サスペンションも新たに開発されています。フロントにハイマウント・ダブルウィッシュボーン式、リヤにトレーリングリンク車軸式を採用。リヤのサスペンションは、ショックアブソーバーの位置を最適化することで、乗り心地と操縦安定性をアップ。サスペンションアームの配置変更により、ブレーキ時の姿勢が安定し、悪路走行時のタイヤの浮きづらさ(ホイールアーティキュレーション)も向上しています。
また、ショックアブソーバーには、減衰力を4輪ばらばらに変更できるAVS/NAVI-AI-AVSが採用されています。
パワーステアリング等の進化
関連タグ
関連記事(提供・Car Me)
今、読まれている記事
もっと見る