■ 結果パターン1 アダルトサイトへ誘導

まず1つは単純明快。アダルトサイトへ誘導し、コンバージョンを発生させ、会員数を増加させるねらいです。この手法は古の時代から使われるオーソドックスな手法であり、今回のやり取りを行う前から予想していたもの。

したがって、「だろうな」と言う感想しかなく、むしろその程度で済んだので安心。むろん、会員登録はせず、そっとサイトを閉じます。

■ 結果パターン2 別サイトを経由し、出会い系アプリへの誘導

パターン2は、パターン1と同じく、コンバージョン狙いなのですが、サイトではなくアプリ。誘導されたのはApp Storeにある出会い系アプリ(マッチングアプリ)でした。

まず、XからDMを送ると、「Xではバンされるので違うサイトでプロフィールを見てほしい」という王道の誘導で、「Know」などのプロフィール作成サービスを案内され、さらに最終的なコンバージョンである「アプリ登録」へと誘導されます。

今流行の「ママ活」アカウントに釣られるとどうなる?実際に釣られてみた
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

出会い系アプリですのでそこから先はお察し。このパターンだと今回誘導されたアプリは、「出会えない系」であることが濃厚。ということでこの時点でやり取りは終了。

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(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

ちなみにアプリの評価は4.5と高いものの、悪い口コミからあえてみていくと「もう1ヶ月近くは利用してるけど全然会えない」「出会えません」「お金をドブに捨てたい人にオススメ」という意見がずらり。

やはり「出会えない系」アプリだった模様です。

※出会えない系とは……出会い系サービスでありながら、全く出会えないサービス。サクラが多く、やりとりをするにはポイントなどが必要な場合が多い(DM1通いくらなど設定がある)。目的はポイントを購入させること。結果「出会えない」ので「出会えない系」と呼ばれている。