Fドリで大活躍した3代目660cc(1990年)

「クルマ好きにとって真のレックスは絶対こっちだ!」スーチャーやECVTが載ってた頃のスバル レックスをプレイバック【推し車】
(画像=なんとなく「ヴィヴィオ」の面影が見て取れる角が取れたデザインの3代目レックス、『MOBY』より引用)

1990年には660cc化、ほぼ同時期にモデルチェンジしたダイハツ ミラと異なり、スズキ アルトや三菱 ミニカと同じくマイナーチェンジで660ccエンジンを積む形になりましたが、カクカクした550cc時代のデザインから角が取れ、後継車ヴィヴィオに近づき洗練されます。

550ccの新型エンジンとしては出遅れもいいところだったEN05も、EKシリーズの直列2気筒エンジンの寸法に合わせて作ったためロングストローク化で排気量アップという苦肉の策でしたが、結果的には他社に10年以上先駆けて高効率エンジンを実現したことに。

DOHC4バルブ化したEN07エンジンのスーパーチャージャー仕様など、軽自動車のクオリティを大きく超えた滑らかでトルクフルな名機でしたが、軽ボンネットバン全盛期のハイルーフデザインではメリットを活かしにくく、あくまで後継のヴィヴィオへの足がかり。

しかし、「あえてヴィヴィオではなくレックスで走りを極める!」という熱いファンがストリートやドリフトで活躍を続け、「レックス友の会」という一大勢力になって、ドリコン(ドリフトコンテスト)では追走で大排気量車へ見事に食いつき驚かせました。

さすがに大排気量車から追走を受けると絶対的な速度差で噛み合わなかったものの、「初期ドリフト界の小さな巨人」として、ある年代以上のクルマ好きには永遠に記憶される名車でしょう。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

文・兵藤 忠彦/提供元・MOBY

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