アウディの出張授業
アウディが出張授業を行う「屋久島高校」には、普通科の理系クラスに「環境コース(鹿児島県内で唯一)」が併設され「屋久島」の自然や文化の学習にとどまらず、各種研究を通して「知識」「表現力」「実践力」を身につけられるのが特徴です。
特に地域の環境保全に積極的にかかわる立場から「屋久島ジュニア検定」に取り組み、環境保全に関する基礎知識の習得に励んでいるのが世界遺産の島にある高校ならではと感じます。
「アウディジャパン」は令和5年7月11日(火)に「屋久島高校」で出張授業を行いました。
授業の内容はアウディのブランドや歴史、再生エネルギーとCO2の関係性からカーボンニュートラルにつながる考え方や今後の自動車がどうあるべきか? や未来の自動車などについての講義が行われ、高校生たちがシェーパースさんを始め「アウディジャパン」の各スペシャリストのプレゼンを熱心に聞いている姿が印象的でした。
またQAセッションも設けられ、高校生からの「社長になるためにどうすれば良いですか?」という質問に対してシェーパースさんは「今こうやって質問していること自体、あなたが社長になるための第一歩です」という説得力のある回答をされていました。
さらには「全ての自動車が電気自動車になるのはいつだと思いますか?」といった難しい質問や「恋愛についてどうすればうまくいきますか?」や「いつもスーツじゃなくてカジュアルですか?」等々、高校生ならではの質問に対してシェーパースさんは懐の深さと優しさが感じられ、また経験や実績がにじみ出ている回答をされ、質問者たちは感動していたのが印象的でした。
出張授業後にはAudi「e-tron」の見学会も実施され「屋久島高校」の高校生は「e-tron」について、見たり、乗ったり、説明を受けたり、一部の高校生は走行の同乗試乗もあって、その魅力に触れていました。
やはり販売店での試乗と同様に、走行に同乗試乗した高校生の感想は同乗試乗していない高校生よりも感想が深く「エンジンやタイヤの音がしなくてとても静かで高級車の走りを感じました」や「内装やナビの高級感が半端じゃないです」、「オーディオの音質が素晴らしかったです」といった感想を話していて、走行に同乗試乗していない高校生の「カッコいい」や「高級そう」といったものよりも感動が増している様子が見受けられました。
未来共創ミーティング
アウディ出張授業と同日に「屋久島町役場」にて「未来共創ミーティング」が開催されました。
「未来共創ミーティング」には「アウディジャパン」のマティアス・シェーパース ブランドディレクター、「株式会社ファーレン九州」の金氣 重隆 代表取締役社長、「屋久島町」の荒木 耕治 町長、「屋久島観光協会ガイド部」の中馬 慎一郎(ちゅうまん しんいちろう)会長、「鹿児島県立屋久島高等学校」の惠 美由紀(めぐみ みゆき)教頭、斉藤 武(さいとう たけし)教諭と高校生の皆さん、オブザーバーとして「屋久島電工株式会社」の寿恵村 哲哉(すえむら てつや)代表取締役社長と宮田 昇(みやた のぼる)取締役、「THE HOTEL YAKUSHIMA Ocean & Forest」の後藤 慎(ごとう しん)代表取締役社長が出席して、カーボンニュートラル、脱炭素に向けて自然エネルギーをどのように活用していくべきか?や未来の「屋久島」がどうあるべきか?等々についての白熱した議論が行われ、オブザーバーも含めて将来に向けた議論の重要性と課題を再認識していました。