新開発のシールドシステムVAS

『ツアークロスV』の特徴はなんといっても新開発のシールドシステムVASの採用。これにより用途に合わせてスタイルが3変化。『ツアークロスV』は、バイクの種類や用途に合わせてスタイルを変えられる1粒で3度おいしいヘルメットになっている。

①高速走行や雨天走行などツーリングに使いやすいシールド付きの「アドベンチャースタイル」

オフロード用のゴーグルを使用するためにシールドを外した「オフロードスタイル」

③モタードライダーやネオクラシックにも似合いそうなバイザーを取り外した「オンロードスタイル」

すごいのはこの『ツアークロスV』、これらの3つのスタイルが、特殊な工具や追加パーツを使わずその場で簡単に変更できること。これは新開発のシールドシステムVASの恩恵だが、実際に換装してスタイルを変えてみるすごく簡単だったのでそのやり方を紹介しておこう。

「アドベンチャースタイル」→「オフロードスタイル」

運動量の多いオフロード走行ではとにかく息が上がり、シールドをしていると非常に息苦しい思いをする。そこでシールドを外してゴーグル仕様にチェンジするというわけである。

実際にゴーグルを装着してみると、『ツアークロスV』はゴーグル本体はもちろんバンドのおさまりも非常にいい。軽さでいえばオフロード専用品のVクロス4の方が軽く、競技に向くのは間違いないが、主な用途がツーリングで、たまに林道やオフロード走行するというライダーなら、この「オフロードスタイル」&ゴーグルで十分ことたりる。

「アドベンチャースタイル」→「オンロードスタイル」

モタードの世界などで見かけるオフロードヘルメットのバイザーを外したスタイル。『ツアークロスV』なら、バイザーを取り外したり、シールドのアリ/ナシの両方のスタイルが手軽に楽しめる。

『ツアークロスV』はチンガードの張り出し具合も抑え目なので、モタード系モデルはもちろんだが、ネオクラシックなどのネイキッド系のモデルとの親和性もよさそうだ。