それでも「iPadの中古はやめたほうがいい」?2つの注意点
中古端末の保証期間などをさほど気にしておらず、バッテリーの劣化など中古ならではのデメリットも十分に理解しており、あくまで普段使いで端末を使うならば「中古品のiPad」はある程度おすすめ。狙い目の端末の1つです。
一方で狙い目とは言っても、少なくとも3万~5万円程度の出費にはなります。以下の2つの注意点は購入前に改めてチェックしておいてください。
・持ち込み端末に対してAppleCareを適用できるキャリアや格安SIMは少ない
・A12 Bionicチップ以降の端末は中古でも比較的高値
【要チェック】持ち込み端末にAppleCareを適用できるキャリアや格安SIMは少ない
Apple製の中古端末を購入した場合のベストな保証は、「持ち込み中古端末に対してAppleCareを適用できる」ことではないでしょうか。
ソフトバンクのサブブランドであるY!mobile、LINEMOは持ち込んだiPhoneに対してもAppleCare(Apple Care Services)を適用できます。つまり、中古で購入したSIMフリーのiPhoneに持ち込み端末保証をつけて、より安い月額料金で利用することも可能です。
しかし筆者が確認した限り、Y!mobileもLINEMOの公式サイトに記載があるAppleCareの対象端末は「iPhone」のみ。
中古端末でもAppleCareを適用できると謳うキャリアなどでも、このように「iPadは対象外」のケースがあるためご注意ください。
●Y!mobile:持込端末保証 with AppleCare Services ●LINEMO:持込端末保証
A12 Bionicチップ以降の端末は中古でも比較的高値
まず前提として、iPad Air 3をはじめとするA12 Bionicチップ搭載モデル、もしくはその次世代にあたるiPad(第9世代)であれば日常的な用途としては十分です。
とはいiPad Air(第3世代)以降の端末で搭載された「A12 Bionic」を内蔵する端末は、中古品でも比較的高価格で販売されています。
AppleCareのような十二分の保証がない状態で、5万円前後の出費をしても問題ないのか購入前に慎重に最終判断しましょう。
中古のiPadを買うときの注意点・選び方
中古iPadを購入する際の注意点や選び方について紹介します。
キャリア版中古iPadを買う際は「ネットワーク利用制限」に注意
「ネットワーク利用制限」とは、いわゆる「赤ロム」端末。元の所有者が端末料金を未払いにしていたなどの理由で、通信会社から利用制限をかけられている状態です。SIMフリー版のiPadの購入ならば気にならない内容ですが、キャリア版iPadを中古で買う場合には注意が必要です。
チップの選び方:A12 Bionicチップ以降なら普段使いでも快適
先に述べたように、iPad Air (第3世代)以降の端末で搭載されたA12 Bionicチップは、サーフィンや動画視聴、外出先でのちょっとした作業をするには十分。よって、A12 Bionicチップ以降が搭載されているモデルなら普段使いでも快適です。
モデルの選び方: Wi-FiモデルとWi-Fi + Cellularモデルの違いは?
iPadには、Wi-FiモデルとWi-Fi + Cellularモデルがあります。Wi-Fiモデルは、Wi-Fi接続しかできないモデル。Wi-Fi + Cellularモデルは、SIMカードを挿入することでモバイル接続ができるモデルです。SIMフリーのiPadで、格安SIMなどを用いて外出先でモバイルデータ通信したい場合はWi-Fi + Cellularモデルを選びましょう。
iPadの急速充電対応機種
iPadはバッテリー容量が大きいため、十分な充電をするのに時間がかかることがあります。しかし、一部のiPadは急速充電に対応しており、短時間で多くの電力を補充することが可能。急速充電に対応しているiPadモデルは、以下の通りです。
・iPad Pro 10.5 インチ
・iPad Pro 11 インチ (第 1世代 以降)
・iPad Pro 12.9 インチ (第1世代 以降)
・iPad Air(第 3世代 以降)
・iPad mini(第5世代 以降)
・iPad(第8世代以降)