著者の本業はライター、経済ジャーナリスト

今回発刊された春川氏の『エクストリーム大家』(ライチブックス刊)には、先でも触れた絶縁ヤクザをはじめ、19歳にして金融信用情報ブラックという貧困界のキャリア組、生活保護受給をしなばら全国を転々と転勤する男性、不動産業者から出入り禁止を喰らったという一部上場企業勤務サラリーマンにDV逃避家族……といったワケありの人たちを引き受ける春川氏の大家としての日常が綴られている。

本業はライター、経済ジャーナリストという春川氏の筆だけあって、読む者をぐいぐいと話に引き込む。読めば読むほど、ごく普通に生きるとは何かを考えさせられる。この夏、お勧めの一冊だ。

受刑者や破産者等、家を借りられない人に部屋を提供…「エクストリーム大家」の実情
(画像=『Business Journal』より引用)

春川 賢太郎(はるかわ けんたろう)

1971年兵庫県生まれ。2010年頃、ボロ家を購入し大家デビュー。2018年、生活保護受給者などを対象とした不動産賃貸を行っていた実母の死に伴い、これを相続。本格的にエクストリーム大家としての日々が始まる。本業はライター、経済ジャーナリスト。本名では『AERA』(朝日新聞出版)、『週刊ダイヤモンド』『ダイヤモンド・オンライン』(以上、ダイヤモンド社)、『現代ビジネス』(講談社)などの週刊誌、ウェブメディアに寄稿。著書多数。本サイトの立ち上げ時からの執筆メンバーでもある。今回、入居者のプライバシーに配慮し、初めてペンネームでの著作となった。今日も執筆の傍らクセの強い入居者と格闘している。

(取材・文=川村洋)

提供元・Business Journal

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