雨の日の釣りにベストな服装
インナーに着る服装は通気性に優れたものが最適
雨の日の釣りに行く際のインナーは吸水性と速乾性に優れ、蒸れないものを選ぶのがベストです。基本的に高い防水性をもつレインコートやカッパは通気性の悪いものが多く、釣りをしているうちに蒸れて汗だくになることも珍しくありません。
汗で湿ったままにしておくと体が冷えて風邪をひく原因にもなりますので、雨の日に釣りに行く際はインナーからしっかり服装を考えるようにしましょう。もちろん替えの服装も忘れずに用意しておいてください。
上着は耐水性に優れたレインウェア
レインウェアを選ぶうえで一番重要視するべきポイントは、防水であることと耐水圧が高いことです。この他に透湿性というものもありますが、これは高級なレインウェアでなければ耐水圧とトレードオフの関係にあるので今回は注目しません。
また、撥水加工のレインウェアもありますが、こちらも水をはじく効果しかないのでおすすめできません。簡易的なのカッパではなく、耐水圧10000ml以上で防水仕様のレインウェアを選ぶようにしてください。
下に履く服装はウェーダーがベスト
雨の日に釣りに行くなら、下はウェーダーと呼ばれる水深の浅い所に入るための胴長靴を履いていくのがベストです。元々高い防水性を持っているうえに、晴れの日でも渓流や、水深の浅いサーフに入っていく際に使えるので持っていて無駄になりません。
さまざまなタイプのウェーダーがありますが、使い回しを考えるなら腰まであるタイプで滑り止めの付いたソールのものを選ぶのがおすすめです。
防水靴や長靴でもOK
ウェーダーまでは必要ないと思う方には、防水靴や長靴にレインパンツのスタイルがおすすめです。最近ではワークマンなどでも安くて性能のいいモデルが販売されているので、あまりお金をかけたくない場合はこの組み合わせを試してみてください。
また、防水靴や長靴を履く際も滑り止めが付いたモデルを選ぶのがおすすめです。
帽子はつばの広いレインキャップ
何の対策も無しに雨の中で釣りをしていると、思いのほか雨が顔にあたります。雨の日に釣りをする際は普通の帽子ではなく必ずつばの広い防水加工のされたレインキャップを被るようにしてください。
つばの短い普通の帽子では雨水を吸って重くなるだけです。加えて思ったよりも顔に雨が当たり続けるのは不快感が強く、視界悪化の原因にもなりますので、しっかりと対策をしましょう。
雨の日の釣りに必要な装備
顔などを拭くためのタオル
いくらレインウェアなどで雨対策をしても多少は濡れてしまうので、顔などを拭くためのタオルは雨の日の釣りに必ず持って行ってください。また、顔や体を拭く以外にも釣り具などの持ち物を拭く用のタオルも併せて持っていくと、帰りの際に車内を濡らさずに済むのでしょう。
布地のタオルの他に、洗車後の車体を拭くためのスポンジタオルを持っていくのも、レインウェアについた水滴を払うのに便利なのでおすすめです。
撥水加工の偏光グラス
雨の日は雨が顔にあたってどうしても視界が悪くなります。そのため、撥水加工のされた偏光グラスを持ち物に加えるのもおすすめです。雨粒が目に入ることを防げますし、水中の様子も裸眼よりは確認しやすくなるのでぐっと釣りやすくなるでしょう。
ただし、撥水加工のされていない偏光グラスは逆に視界悪化の元になりますので、雨の日は使用しないでください。
防水加工のされたグローブ
長時間雨の中に素手を晒していると指先がふやけてしまって、作業がしづらくなってしまいます。夏場や梅雨時期はそれでも気にならないという方も居るかもしれませんが、これが冬場になると明確に指先のダメージとなってかえってきます。
また、雨水で手が滑りやすくなるのも防いでくれるので、雨の日では季節を問わず防水加工のされたグローブを着けて釣りをするのをおすすめします。
防水仕様のカバン
釣り具を始めとした大切な持ち物水浸しにしないためにも、雨の日には防水加工の施されたカバンに釣具を入れるのも大切です。防水加工が施されていれば通常のアパレルブランドのカバンでも問題ありませんが、シマノやダイワなど有名釣具メーカーからも釣り用のものが販売されているので、こちらをおすすめします。
以下に各タイプの防水バックの特徴を表にしましたので参考にしてみてください。
ジッパータイプ | 使い勝手がいいが、長時間の使用や激しい雨に弱い |
ロールアップタイプ | 高い防水性を誇るが、出し入れがしづらい |
フラップタイプ | 逆さにしたりしなければ最も使い勝手がよい |
濡れた服やレインウェアを入れるバケツ
こちらは必須アイテムというわけではありませんが、車で移動する方は濡れたレインコートや長靴をそのまま入れておける、大き目のバケツを車内に用意しておくと便利です。通常ならば車内を濡らさないように水気を払ってから雨具を車の中にしまわなければなりませんが、あらかじめバケツを用意しておけばとりあえずその中に雨具を入れておけるので撤収作業が一気に楽になります。
きちんとした雨具の整理は家に帰ってからゆっくりとやりましょう。