目次
着火剤を選ぶときの2つのポイント
火起こしの5つのステップ
着火剤を選ぶときの2つのポイント
1.用途
フリー写真素材ぱくたそ キャンプの焚き火に使いたいのか、バーベキューで炭火を起こしたいのかによって、適した着火剤の種類は異なります。
石油系の着火剤は、燃やすと周囲に独特のにおいを放つため、バーベキューの火起こしには不向きな場合があります。完全に燃え切ったあとであれば問題はありませんが、においに敏感な人は避けた方がよいでしょう。
2.燃焼時間
着火剤の燃焼時間もチェックしておきましょう。着火剤が燃えてから炭に火が移るまで時間がかかる状況も考えられます。その際、燃焼時間が長ければ安心です。
燃焼時間の目安として、最低でも5分程度のものを選ぶようにするとよいでしょう。また、火つきが悪い場合に備えるのであれば10分以上持続するものから選ぶことをおすすめします。
火起こしの5つのステップ
1.着火剤を置き、炭やなどの燃料を組む
着火剤をバーベキューコンロの一番下に置き、周りに炭や薪を組みます。なるべく空気が通るように隙間を開けるように意識するとよいでしょう。また、着火剤と密着させると火が移りやすいように感じますが、適度に空気の通り道を作ることがポイントです。
2.点火する
着火剤にライターやマッチを使って点火します。隙間が大きすぎる場所があれば、炭を追加して載せるようにするとよいでしょう。このときにあまり炭を動かさないようにすることがポイントです。不用意に触ってしまうと火の回りが遅くなってしまいます。
3.空気を送る
炭に火が付き始めたら、うちわ(新聞紙や雑誌などでも代用可能)や火吹き棒などで空気を送り込みます。空気に含まれる酸素が燃焼を促進し、全体に火が回りやすくなります。ですが、このときに炭が爆ぜやすい(炭内部の空気が膨張して、火の粉や燃えかすが飛び散る)ため、注意が必要です。
4.火が回ったら
全体的に炭に火が回ったら、組み上げている状態を崩します。その上に炭を追加し、うちわで空気を送るようにして燃える範囲を広げるようにしてみてください。焚き火であれば、十分に点火された状態となるため、火の様子を見ながら徐々に太い薪をくべていくようにしましょう。
5.調理に使う場合
バーベキューなどに使う場合、炭から赤い炎が出ているうちに食材を載せると表面ばかりが焦げて中心は生焼けになってしまうおそれがあります。そのため、炎が落ち着き、炭が白くなってくるまで待ちましょう。白くなり遠赤外線を発する状態になると、均一に食材へと火を通し、美味しく調理できます。