DF:福田心之助(京都サンガ)

これまで京都サンガで不動の右サイドバックを務めていたDF白井康介が、今夏FC東京へ移籍。しかし第24節では、代わって右サイドバックの位置を掴んだDF福田心之助が目覚ましい活躍を見せ勝利を収めた(対北海道コンサドーレ札幌3-0)。積極的なオーバーラップと仕掛けでサイドを抉り、不十分なクリアボール回収からチームに2点目をもたらした。降格圏との勝ち点差こそあるものの、まだまだ下位(15位)に沈んでいる京都。浮上のためにも、22歳のサイドバック福田の今後の成長にも期待される。


横浜F・マリノス MF渡辺皓太 写真:Getty Images

MF:渡辺皓太(横浜F・マリノス)

第24節の勝利で接戦を制し、単独首位に立った横浜F・マリノス(対FC東京2-1)。しかし最終盤まで一進一退の攻防が続き、ドローゲームも十分あり得た展開だったと言えよう。そんな拮抗したゲームのなか、MF渡辺皓太は土壇場で勝利を呼び込む働きを果たした。序盤からいつも通りの安定したボール回しで役割を全うし、後半アディショナルタイムには決勝点となるゴールをマーク。地を這うような強烈なミドルシュートで奪ったゴールで、チームを首位浮上へ導いた。


鹿島アントラーズ MF樋口雄太 写真:Getty Images

MF:樋口雄太(鹿島アントラーズ)

今2023シーズンここまで、リーグトップのアシスト数を誇る鹿島アントラーズMF樋口雄太。第24節でも、その圧倒的なキック精度を随所に発揮してチームに勝利をもたらした(対サガン鳥栖2-1)。先制点の場面では、冷静にシュートコースを見極め溜めに溜めて振り抜いてゴール。古巣相手ということもあり、ゴール後の振る舞いも冷静そのもの。紳士的かつ極めて効果的な働きで、チームに2試合ぶりの勝利を呼び込んだ。

セレッソ大阪 MFカピシャーバ 写真:Getty Images

MF:カピシャーバ(セレッソ大阪)

前節は終了間際のゴールで勝ち点を拾ったセレッソ大阪。そんな劇的な同点ゴールをアシストしたMFカピシャーバは、第24節でも中盤左サイドで起用されると精度の高いクロスで決勝ゴールを演出している。加えて、スピードとパワフルなドリブルで推進力も披露。持ち味を存分に発揮して、リーグ中断明け2戦勝ちなしと停滞する状況を打破する勝利に貢献した(対横浜FC1-0)。


MFマルコス・ジュニオール(横浜FM所属時)写真:Getty Images