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3.碑石文化村
釜山のタルトンネが碑石文化村だ。
釜山のタルトンネは町おこしが成功して生まれ変わった。建物はカラフルに塗られ、奇妙な像や壁絵などのアート作品が並び、多くの観光客が訪れている。観光しながら歩いていると、豆腐の上に家が建っているような、奇妙なゆるキャラがある。
そのキャラクターの矢印に従い、細い路地を進んでいくと、パステルカラーに塗られた家が現れた。家の敷石をよく見てみると、『国分治之墓』と書かれていた。
碑石文化村は日本統治時代に建てられた日本人の墓石を、建物の敷石などに利用している村だ。豆腐のようなゆるキャラは日本人の墓をイメージしたキャラなのだという。
韓国のお墓では墓石を使わないので、墓石を見てもお墓を想起しないという。でも、さすがに『南無阿弥陀仏』とか書いてある石を毎日踏むのはどんなものなのか。
村おこしとして成功しているので、しばらくはなくならないだろうが、日本人のクレームが入ったりして、見ることができなくなる可能性はある。