生牡蠣や焼き牡蠣、さらにカキフライや牡蠣鍋など・・・牡蠣は様々な食べ方があって美味しいですよね。
そんな牡蠣には旬があるのでしょうか?
せっかくですから一番美味しい時期に食べたいですよね。
そこで今回は牡蠣の美味しい時期や、牡蠣を食べてはいけないとされる時期について解説します。
ものによって牡蠣の旬は変わる

まず牡蠣の旬についてみていきましょう。
最初に伝えておきますと、牡蠣にはいくつか種類があり、その種類によって旬の時期は変わってきます。
冬に美味しい「マガキ」

殻が薄めで小ぶりな牡蠣、それが「マガキ(真牡蠣)」です。
市場で「牡蠣」と表示されているものの多くが、このマガキです。
マガキの旬は秋から冬にかけて
秋から冬にかけてが旬よなるのは、マガキはこの頃に産卵期を迎えるからです。
産卵期前、牡蠣は体内に多くの栄養分をため込みます。
その中にはうまみ成分であるグリコーゲンも含まれます。
ということはこの時期が美味しい、つまり旬という事になります。
マガキを食すのなら、11月〜4月頃までがオススメです!
この頃にうまみが凝縮されているので、牡蠣独特のクリーミーさを最大限に堪能できますよ。
また、取れる地域によりますが、特に2月〜3月にかけてがうまみのピークともいわれています。
夏が旬の「イワガキ」

牡蠣の中にはゴツゴツしていて分厚い殻のものもありますよね。
これが「イワガキ(岩牡蠣)」です。
イワガキは別名「夏牡蠣」ともいわれているように、夏場に旬を迎えます。
具体的には6月〜9月にかけての3ケ月間。
マガキは産卵後になると、栄養分が落ちてしまってうまみが薄まります。
それに対してイワガキはゆっくり時間をかけて産卵するので、産卵期が長くなかなか栄養分も抜けません。
そのため、夏でも味が落ちることなく食べることができるようです。
旬以外にもある、マガキとイワガキの違い

マガキとイワガキの違いは、旬以外にもあります。
外見の違い
まずはその外見です。
マガキは殻が薄く小ぶりですが、イワガキはゴツゴツしていて分厚いですね。
産地の違い
マガキは太平洋側で獲れる傾向があります。
一方のイワガキは、日本海側が主な漁獲地です。
獲れ方の違い
イワガキの場合、養殖物もあれば天然物もあります。
一方、マガキはほぼ市場に出回っているのは養殖物と思っていいでしょう。