ハイエンドな雲上時計はとっくに手に入れた。でも、もうひとつ遊びに使える洒落た時計がほしい。そう考える人にオススメしたいのが、歴史的な名品と絶賛されるジャガー・ルクルトの「レベルソ」です。誰もが認めるアノ殿堂入りピースがナゼに遊び時計? そう、余裕あるアイテム選びの視点で眺めれば、改めて素敵なマジックに気付かされるのです。
時に追われるのではなく時を自ら操る男となる!
時計フィーバーもようやくひと段落か……というタイミングでまたその次が欲しくなってしまう……。ソレが時計沼のオソロシイところ(笑)。
そんな悩める時計オジサン界隈で、昨今、手に入れることができて適度にエバリの利く遊び時計のニーズが、意外なほど高まっていると言います。そこでオススメしたいのが、あのジャガー・ルクルトの「レベルソ」。
すでにガチな時計ファンからさんざん絶賛された大定番を今になってナゼ? と思う向きも多いでしょう。しかし、レベルソこそ遊びに相応しいアイテムはないのです。ポイントはやはりあの反転ケースにあり。クルッと回転して時計正面が隠れてしまうギミックは、デビューから約90年経た現在でもしっかりユニーク。クルッときてパタン、そしてカチッのムーブは、ちょっと手すさびの時なんかにも楽しめるもの。で、この機構をリッチなオジサン的にどう遊ぶかというと、それは時刻をあえて見えない状態で使うという逆手法。現在は、ともすると時間に支配されてしまいがちな社会です。“この時刻にはアソコに行って、明日はコレを用意しなきゃ…(以下略)”。次から次へとせわしないのが現実です。
しかし逆に言うと、時計が一切無ければ(見なければ)そういった面倒事から一歩遠ざかることができるわけで、特に遊びのシーンでは一切の雑事から解放されてこそ、リフレッシュできるのは紛れもない事実。その他、一緒に遊ぶ相手の目前で時計面をパタンと伏せて見せることで、「もう、今日はトコトン付き合います」のメッセージにもなり得るのです。そう、時間に支配されるのではなく、自ら時間を自分らしく操ってみせる。クルッ、パタン、カチッは、本当の自分自身が始まる合図と言えるでしょう。
レベルソのオリジンは、インドが英国の植民地時代であった1930年代まで遡ります。当時駐在していた英国人将校の「ポロ競技にも耐える時計がほしい」というリクエストから生み出された由緒あるモデルなのです。ポロ競技はプレーヤーが馬を駆って行う団体球技であり、時に激しくぶつかり合うことも。サファイヤクリスタルのない当時は、風防が割れるアクシデントもしばしばあったと言います。そんなレベルソが完成したのは1931年。34年に特許を取得し、1937年以降はジャガー・ルクルトの名義にて広く販売されるようになったのです。
ヴィンテージマニアも納得の角型専用ムーブメント
ベーシックなレベルソに搭載されるムーブメントは、自社製の手巻き機械であるcal.822。角形専用の設計であり、複雑な反転ケースをエレガントに見せるため、非常に薄仕立てとなっています。このキャリバーの初出は1992年。モデル交代が著しい時計シーンにおいて、いまだ現役というのが実に頼もしい限りです。機械中央に分車を、そして6時位置に秒車を据える1930年代調のレイアウトは、ヴィンテージマニアも納得のもの。しかも香箱にまでルビーを仕込む親切設計。レベルソの手巻き機械と言えば、このcal.822が定番なのです。
リッチなオジサン的な昼夜で裏返す「レベルソ使い」
Daytime
たとえば日中のいわゆるオンタイム。ビジネスの場ではシックな時計サイドを表に出しつつ正攻法で。王道のレクタンギュラーケースに、虚飾を排した3針スタイルは非常にミニマル美を漂わせるもの。真面目な雰囲気に加え、研ぎ澄まされたアール・デコデザインと各パーツの輝きにより、ラグジュアリーな印象も兼備します。ドレススタイルを引き立たせる安定した重厚感もレベルソの持つ魅力です。
Nighttime
忙しいオンタイムが終わって始まるのは夜のプレイタイム。心のスイッチも入れ替えて、存分にその時間を楽しもうと考えるとき、時刻を知らせる装置の存在は身に着ける人を現実に引き戻す足枷になることも…。であれば、自ら積極的にプレイを楽しむためにも時計の面は伏せておくのが合理的です。共に過ごす相手に、あえて時計面を伏せる仕草を見せることで、意思をさり気なく伝えることもできるはず。
裏面はエングレービングをパーソナライズすることも可能なので、もうひと遊び加えて楽しみたいという方はこちらも要検討です!
今、購入したい“色文字盤”の「レベルソ」(レベルソ・トリビュート・スモールセコンド)
初出当時となる1930年代的な角形時計の伝統を今に伝えるレベルソ。なかでもレベルソ・トリビュート・スモールセコンドは、アール・デコ時代に誕生した初代レベルソのスタイルと、美しいカラーダイヤルを再現した温故知新なモデルです。鮮やかな文字盤とストラップのカラーを揃えており、時計面を裏返しに伏せた場合でも、非常にアクセサリー然とした洒落感を放つところがポイント。
緑、赤、青、黒といったカラー文字盤に加えて、今季はスチールケースのみならず金無垢ケースもラインナップ。ドレスからカジュアル、それにモードやスポーティスタイルにも合わせやすい多彩なコレクションとなっています。真面目なようでポップ。クラシックなようでモダン。そして時計かと思えばアクセサリー……。使い手の気分で変幻自在な「顔」を見せるタイムレスな傑作ウォッチは、時計も大好きな戸賀編集長も狙っているのだとか。一周したウォッチファンが今また気になる王道時計の筆頭格と言えるのです。
¥1,540,000(税込)
SPEC
ケース径:45.6×27.4mm
ケース厚:8.5mm
ケース素材:ステンレススチール
ムーブメント:ジャガー・ルクルト製手巻きキャリバー 822 部品数/108 厚さ:2.94mm 振動数/21600
パワーリザーブ:42時間
防水性:3気圧
¥1,540,000(税込)
SPEC
ケース径:45.6×27.4mm
ケース厚:8.5mm
ケース素材:ステンレススチール
ムーブメント:ジャガー・ルクルト製手巻きキャリバー822 部品数/ 108 厚さ:2.94mm 振動数/21600
パワーリザーブ:42時間
防水性:3気圧
¥3,322,000(税込)
SPEC
ケース径:45.6×27.4mm
ケース厚:7.56mm
ケース素材:18KPG
ムーブメント:ジャガー・ルクルト製手巻きキャリバー822 部品数/108 厚さ:2.94mm 振動数/21600
パワーリザーブ:42時間
防水性:3気圧
¥3,322,000(税込)
SPEC
ケース径:45.6×27.4mm
ケース厚:7.56mm
ケース素材:18KPG
ムーブメント:ジャガー・ルクルト製手巻きキャリバー822 部品数/108 厚さ:2.94mm 振動数/21600
パワーリザーブ:42時間
防水性:3気圧
JAEGER LE COULTRE(ジャガー・ルクルト)
*外部サイトに移動します
文 長谷川 剛
ヘッダーデザイン 龍サルマン剛史
編集 藤倉大輔
提供元・JPRIME
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