採用につながるポートフォリオの作り方

ポートフォリオは採用を決める重要な資料です。また、採用担当者は一日に何人もの履歴書やポートフォリオに目を通しています。採用担当者にとって見やすく、わかりやすいものでないと、ポートフォリオにしっかり目を通してもらえないかもしれません。

採用につながるポートフォリオはどう作ればいいのか、3つのコツを紹介します。

わかりやすい目次をつくる

先述の通り、採用担当者は一日に何十枚ものポートフォリオをチェックしています。すべてのポートフォリオにしっかりと目を通すのは難しく、「わかりにくい」「見づらい」というだけで、ポートフォリオが見てもらえない可能性もあります。

まずは採用担当者の興味を引くために、ポートフォリオの最初にわかりやすい目次を入れましょう。

どこに何が書いてあるのかがわからない状態では、その先を読む気が起きません。「読んでみたい」と思ってもらうために、目次のレイアウトやデザイン、文言にまで気を配りましょう。

適度なボリュームで仕上げる

ポートフォリオは適度なボリュームで仕上げましょう。短すぎて自分のスキルや実績を伝えられないのも良くありませんが、長すぎるとまともに目を通してもらえないかもしれません。

先述の通り、作品数は厳選し、プロフィールやスキルなどの文章は端的にまとめましょう。特にスキルや実績などは箇条書きでまとめると見やすいです。

応募先や案件に合わせて作品を絞り込む

ポートフォリオに載せる作品は、応募先や案件に合わせて絞り込みましょう。応募する企業や仕事で活かせそうなスキル、自分が担当するであろう工程を見極め、それに関わる作品を載せるほうが、伝えたい内容が伝わりやすくなります。

テンプレートと差し替え用の作品集を用意して、効率よく就職・営業活動を進めよう


本記事のまとめ



  • ポートフォリオは適度なボリュームで、端的にまとめる

  • スキルや実績などのテキスト部分では箇条書きを駆使する

  • 応募先に合わせて記載する内容や掲載する作品を変えるとベター



ポートフォリオはその人のスキルや実績を伝えるための重要な書類です。ポートフォリオの出来が採用を決めると言っても過言ではありません。だからこそ、ポートフォリオにはすべての作品、なるべく多くのスキルや実績を載せたくなるでしょう。

しかし、採用担当者は一日に何十人分ものポートフォリオに目を通さなければなりません。情報過多のポートフォリオの隅々に目を通す時間はありません。そもそも、「ポートフォリオが見づらい」ということは、ユーザー(採用担当者)のことを考えられないということでもあります。

採用担当者の置かれた状況を踏まえて見やすいポートフォリオを作ること、応募先のニーズ(知りたいこと)に応えるための情報を過不足なく記載することで、「この人はユーザビリティを考えた制作ができる」と思ってもらえるでしょう。

求める人材は応募先ごとに異なります。そのため、ポートフォリオも応募先ごとに変えるべきです。業界・業種ごとのテンプレートや差し替え用の作品を用意しておくことで、応募先に合ったポートフォリオを効率よく作れるでしょう。

本記事を参考に、ポートフォリオを作成してみてください。