目次
新市街
3. ジョージアン・ハウス (Georgian House)

新市街

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<エジンバラ城から見た新市街のパノラマ景観>、『たびこふれ』より引用)

1707年のイングランドとスコットランドの統合後、エディンバラの人口は増加し、旧市街は過密状態となったため、新しい街づくりが求められるようになりました。エディンバラ城の北側の湖を一部埋め立て、新しい土地を造成し、1767年にエディンバラ市は新市街の建設計画案を公募しました。

選ばれた計画は、起伏のある土地を地ならし平らにし、馬車時代の到来に備えて、道路の幅を広く取り、建物と道路を碁盤の日のように整然と配置し、その間に方形や円形の広場を配して、そして、道毎に住人のプライベートガーデンを設定するというもので、街並みにそれまでにない広がりと優雅さをもたらすものでした。

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<整然と並ぶジョージアン建築のテラスハウスのクイーン・ストリートと平行に整備されたクイーン・ストリート・ガーデンズ>、『たびこふれ』より引用)

新市街とその拡張のウェストエンドは、1767年から1850年頃にかけて計画的に、段階的に建設されたジョージ王朝時代の建築様式を中心とする街並みとなっています。

まさにエジンバラの新市街は都市計画の賜物なのです。

1. シャーロット広場 (Charlotte Square)

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<ジョージアン様式のテラスハウスに囲まれたシャーロット広場>、『たびこふれ』より引用)

シャーロット広場は、新市街の最初の計画にもとづいて設計された新市街で最も美しいとされる広場です。広場の周囲には、美しく均整がとれたジョージアン様式のテラスハウスが取り囲むように並んでいます。シャーロット広場のタウンハウスは、1791年から1820年に建てられたものです。

ジョージアン様式とは、イギリスのハノーヴァー朝の4人の国王の治世の(1714年 - 1830年)の時期の建築様式で、シンメトリック(左右対称)で直線的な均整のとれたデザインです。落ち着きと気品を醸し出すシャーロット広場はすぐに市内で最も有名な住所の1つになり、貴族や資産家が住んでいた美しい広場です。

2. ビュート・ハウス (Bute House)

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(画像=<スコットランド首相の公邸、ビュート・ハウス>、『たびこふれ』より引用)

シャーロットスクエア6番地は、ビュートハウスです。1999年以来、スコットランド首相の公邸となっています。エジンバラのジョージアン様式の建築の最高例の1つです。

【ビュート・ハウス (Bute House)】

  • 住所:No. 6 Charlotte Square, Edinburgh EH2 4DR

3. ジョージアン・ハウス (Georgian House)

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(画像=<青い扉のジョージアン・ハウス>、『たびこふれ』より引用)

ビュートハウスの隣のシャーロットスクエア7番地はジョージアンハウスと呼ばれる1796年に建てられた5階建てのタウンハウスです。現在は博物館として公開されて当時の富裕層の暮らしぶりを見ることができます。

【ジョージアン・ハウス (Georgian House)

  • 住所:7 Charlotte Square, Edinburgh EH2 4DR

ウエスト・エンド (West End)

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(画像=<ジョージアン様式テラスハウスが両側に並ぶウエスト・エンドのメルビル・ストリート>、『たびこふれ』より引用)

ウエストエンドの北側は、新市街の拡張として、1806年から1890年代までに「西の新市街」として計画的に開発された世界遺産の登録地域で、ジョージアン建築とヴィクトリア建築のテラスハウスと多数のプライベートガーデンが整備されてる地域です。

現在は、日本領事館を含む多くの国々の領事館があるエジンバラでも最も裕福な地域の1つとなっています。

1. メルビル・クレセント12番地(12 Melville Crescent)

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<ハロウインの飾り>、『たびこふれ』より引用)
街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<クリスマスの飾り>、『たびこふれ』より引用)

エジンバラの新市街とウエストエンドの家は高い天井の造りですので、玄関の扉や窓が大きく飾り映えする作りとなっています。ハロウインやクリスマスの時期になると競うように住人が飾り付けをするので、その飾り付けをみて街を散策するのも楽しいところです。

その中でも新市街にあるメルビル・クレセントの12番地は、季節の飾りが素晴らしく、ハロウイン、クリスマス、バレンタイン、イースターと季節ごとに飾りつけをして、いつも人々を楽しませてくれるるインスタ映えスポットとなっています。 

2. ドラムシューガーデン&ロッシーテラス (Drumsheugh Gardens & Rothesay Terrace)

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<ドラムシューガーデンのヴィクトリア朝のテラスハウス>、『たびこふれ』より引用)
街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<ロッシーテラスのヴィクトリアン朝のテラスハウス>、『たびこふれ』より引用)

ドラムシューガーデンそしてロッシーテラスは、新市街の拡張計画としてウエストエンドの北側に建設されたビクトリア様式のクレセント(三日月形の街路)にあるテラスハウスです。

ヴィクトリア様式は、ビクトリア女王 (1837年~1901年)の治世の建築様式で、ロマンチックな中世ゴシックリバイバルスタイルです。イギリスの最盛期と言われるビクトリア時代の建物は、出窓や柱など、装飾が多く施されていることが特徴です。 

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<ディーンブリッジから見るディーンヴィレッジとドラムシューガーデン&ロッシーテラスの景色>、『たびこふれ』より引用)

ドラムシューガーデンとロッシーテラスは、ウォーター・ オブ ・リース (Water of Leith) の渓谷の上に建てられいるため、表はクレセントに造られたプライベートガーデンに面した3階建てとなっていますが、裏側は5階建てとなっていて、ウォーター ・オブ・ リースの渓谷にあるディーン・ヴィレッジ、そして海まで見渡せる素晴らしい景観が楽しめる居住区として富裕層に人気のある地域です。 

3. ドラムシュー・バース・クラブ (Drumsheugh Baths Club)

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<ドラムシュー・バース・クラブの外観>、『たびこふれ』より引用)

1882年に建てられたビクトリア時代のプライベートのプール施設です。ドラムシュー・ガーデンとディーン・ヴィレッジの間の坂に建てられています。 トルコ式公衆浴場のハマムのデザインとなっています。

入り口を見ただけでは、プールとは思えないような作りとなっていますが、英国にある最も古いプリベートスイミングクラブの1つとされています。

【ドラムシュー・バース・クラブ (Drumsheugh Baths Club)】

  • 住所:5 Belford Rd, Edinburgh Eh3 3BL

ディーン・ヴィレッジ (Dean Village)

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(画像=<エジンバラの秘宝ディーン・ヴィレッジ>、『たびこふれ』より引用)

ディーン・ビレッジは、エジンバラの目抜き通りのプリンシズ・ストリートから北西へ徒歩5分の谷にある小川、ウオーター・オブ・リース沿いの歴史的な集落です。石畳の道に穀物製粉所や石作りの家屋が小川沿いに立ち並ぶ昔ながらの田園風景が広がっています。 エジンバラの秘宝として最近人気のスポットで、インスタグラムによく出てくるスポットです。

ディーン・ヴィレッジについては、《ディーンヴィレッジ:世界遺産の美しい街エジンバラの最も絵になる村》の記事で詳しく書きましたので、見てくださいね。

【デーン・ヴィレッジ (Dean Village)】

  • 住所:Dean Path, Edinburgh Eh3 3AY

ストックブリッジ (Stockbridge)

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<エジンバラのおしゃれ街ストックブリッジ>、『たびこふれ』より引用)

エジンバラの新市街の北に位置するウォーター・ オブ ・リースの辺りに広がるストックブリッジには、ジョージア様式やビクトリア様式のタウンハウスが立ち並び、個性的なカフェや店があるお洒落なエリアです。その中にある個性的で美しい道をいくつか紹介します。

1. サーカス・レーン (Circus Lane)

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<インスタグラムで大人気の美しい小道、サーカス・レーン>、『たびこふれ』より引用)

エジンバラで最もインスタグラムで出てくる美しい小道です。石畳の通りのあるこの狭い路地は、ミューズ(Mews) と呼ばれています。ミューズは、富裕層の住む大邸宅の背後に建てられた、上に住居がある厩舎と馬車小屋の小道です。

元々裕福な居住者の馬、御者、厩舎の使用人を養うために建てられたため、エジンバラの新市街のテラスハウスの裏には必ずあり、どのミューズも住人により美しく装飾されているためインスタグラムポイントとなっています。

その中でも、このサーカス・レーンは花々で綺麗に飾られ、またSt. Stephen's Churchという教会の塔が景観に花を添え、エジンバラで大人気のインスタ映えスポットとなっています。