スコットランドの首都エジンバラは、歴史的建物が街中にある、街全体が世界遺産の街です。街の75%が歴史的建物として登録され保存されています。街の真ん中にはエジンバラのシンボル・エジンバラ城が聳え立ち、その両側に中世の旧市街と18世紀に計画的に建設された都市計画の最高傑作と言われるジョージアン様式の建物と庭園が整然と配置された新市街が広がっています。折角エジンバラに来たならその美しい建築を楽しんでください。

どこで写真を撮っても絵になる街エジンバラですが、特に有名な建物と有名なインスタ映えフォトジェニックスポットをご紹介します!

目次
エジンバラのユネスコ世界遺産登録の概要
旧市街

エジンバラのユネスコ世界遺産登録の概要

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<ユネスコに登録されている旧市街と新市街の地図(赤い線が世界遺産登録地域:濃茶:旧市街、茶色:新市街、オレンジ:ウェストエンド)>、『たびこふれ』より引用)

エジンバラは、1995年にユネスコの世界遺産に《エジンバラの旧市街と新市街》として登録されました。世界遺産登録の評価は、「旧市街と新市街の調和」です。

「中世の要塞がそびえる旧市街と、18世紀以降ヨーロッパの都市計画に大きな影響を与えた新古典主義様式の新市街とがある。対照的な地区ながら、どちらにも歴史的価値のある建築物を多く残し、調和を保っている。」

また、世界遺産に新市街が登録された基準は、「新市街に見られるエジンバラの都市計画と建築の質の高さは以降の時代の規範となり、18〜19世紀のヨーロッパの都市計画の発展に多大な影響を与えた」とされています。

エジンバラに来ると旧市街のロイヤルマイルだけを巡りがちですが、美しい道やスポットは新市街にも多くあります。街中歩いて回れるので、ぜひ時間があったら散歩して世界遺産の街を満喫してください。

美しいスポットを地域毎にご紹介します。 

旧市街

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<カールトンヒルからみる旧市街>、『たびこふれ』より引用)

エジンバラの旧市街は東のホリールード宮殿(スコットランドでの英国君主の公式宮殿)から西のエディンバラ城に至る一本道の石畳の大通りロイヤル・マイル(Royal Mile)を中心とした地域です。 

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<中世の街並みが残る石畳のロイヤル・マイル>、『たびこふれ』より引用)

旧市街には、古いものは800年以上の歴史を誇るレンガや石造りの歴史的建物が並ぶ中世の街並みが広がっています。 

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<クローズの1つ>、『たびこふれ』より引用)

ロイヤル・マイルは丘の上に位置し建物が密集して建てられているため、そこへ続くたくさんのクローズ(Close)と呼ばれる狭い階段の路地があり、インスタ映えするスポットがたくさんあります。

1. エジンバラ城

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<プリンシーズ・ストリート・ガーデンから見るエジンバラ城>、『たびこふれ』より引用)

街のシンボルのエジンバラ城です。キャッスル・ロックという約3億5000万年前の火山の噴火で形成された岩頸の上に聳え立つ要塞です。エジンバラのターミナル駅のウェイヴァリー駅から出ると、エジンバラ城の美しい姿がまず目に入り、観光客のテンションを上げてくれます。

街の中心に聳え立っているエジンバラ城ですが、なんといってもエジンバラ城が一番美しくて見えるのは、キャッスルロックの裾野に整備されたプリンシズ・ストリート・ガーデンから見あげる姿です。まさに眠りの森の美女に出てくるような美しさです。 

お城自体は、11世紀頃に砦が築かれたのが起源と言われます。現存する建物の内で最も古い建築物は12世紀セント・マーガレット教会堂で、16世紀以前の建築物もいくつかあります。

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<エジンバラ城から見る新市街>、『たびこふれ』より引用)

エジンバラ城は要塞ですので建物自体よりも、外観が素晴らしいお城です。 またエジンバラ城は岩山の上の高い位置にあるため、南側に旧市街、北側に新市街のパノラマ景観を楽しむことができます。

【エジンバラ城】

  • 住所:Castlehill, Edinburgh EH1 2NG

2.セント・ジャイルズ大聖堂 (St Giles' Cathedral)

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<王冠の形をした屋根が印象的なセント・ジャイルズ大聖堂>、『たびこふれ』より引用)

エジンバラ旧市街のメインストリート、ロイヤル・マイル(Royal Mile)の中央に位置するスコットランド国教会の大聖堂です。王冠の形をした屋根が印象的な石造りの荘厳なゴシック様式の教会です。

1124年にデービッド1世によって建てられたとされますが、宗教改革中に多くの装飾が破壊され、1385年に再建され、16世紀初期まで改築が繰り返され現在の型となっています。

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<大聖堂の天井>、『たびこふれ』より引用)

広い聖堂内には約50の祭壇が設けられ、高く優美な曲線を描くアーチ形の天井が見ものです。

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<シッスル礼拝堂の天井>、『たびこふれ』より引用)
街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<シッスル礼拝堂の装飾>、『たびこふれ』より引用)

おすすめは教会の右手奥にあるシッスル礼拝堂です。スコットランド第一の爵位であるシッスル騎士団のために1911年に増築されました。小さなネオゴシックの礼拝堂は、天井がアザミの精巧な彫刻と紋章で埋め尽くされ、壁一面の木彫り彫刻とステンドグラス、繊細な装飾が素晴らしい礼拝堂です。

【セント・ジャイルズ大聖堂 (St Giles' Cathedral)】

  • 住所:High St, Edinburgh EH1 1RE

3. ヴィクトリア・ストリート(Victoria Street)

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<カラフルな ヴィクトリア・ストリート>、『たびこふれ』より引用)

ヴィクトリア・ ストリートは、市内で最も写真映えする場所の1つとして知られています。 緩やかな曲線とカラフルな店やレストランやカフェが並ぶ石畳の道は、インスタグラムで大人気です。

ヴィクトリア ・ストリートは、旧市街改善工事の一環として 1829年から1834 年にかけて建設されました。アッパーボウと呼ばれるロイヤル・マイルに繋がるテラスのような道があり、まるで二階建ての道の様になっています。

またハリーポッターのダイアゴン横丁のモデルとされているとても可愛らしい道です。

4. ヴェネル階段 ( Vennel Steps)

街全体が世界遺産の街、エジンバラの美しい建築とインスタ映えスポットをご紹介
(画像=<ヴェネル階段>、『たびこふれ』より引用)

旧市街側から見るエジンバラ城のインス映えスポットとして有名なヴェネル階段です。ビクトリアストリートの近くのグラスマーケットという地域にある小道で、エジンバラ城が美しく撮れるとして多くの観光客が訪れています。

今ではGoogleマップでも ヴェネル・ヴュー・ポイント(The Vennel Viewpoint) として表示されているほどです。