落とし込釣りのアタリと取り込み
落とし込み釣りにおけるチヌのアタリは微妙で、ウキ釣りやルアーフィッシングなどのように魚が掛かった瞬間が明確には判らない。初の1匹を手にするまでは、アタリは判らないかもしれない。だからこそ目印仕掛けやリールに巻くラインマーカーが微妙なアタリを判別する助けとなる。
アタリは目印を引き込んだり、落下速度が緩んだり、時には竿先から魚の感触が伝わったりと様々だ。アタリを感じたら、竿先を鋭く沖に払い出すようにして跳ね上げるようにしてアワセる。
魚を掛けたら、壁面から魚を沖に離して、糸をリールから極力出さずに、竿の力を信じてひたすら耐えて魚を海面に浮かせることに専念する。魚を海面に浮かせようとすると、海面で魚は激しく抵抗するが、無理にタモ入れしようとせず、海面で魚に空気を吸わせて勢いを止めてから取り込むとよい。
岸和田沖一文字での実践レポート
2023年7月16日の15時~19時の間、岸和田沖一文字に釣行。エサは岩カニを持ち込んだほか、岸和田渡船で季節限定販売のイ貝を購入。
当日は中潮で19時頃の満潮で、夕マヅメのチヌの活性が上がるタイミングを狙ったが、前日からの強風が残り海況は荒れ気味で活性が悪い。
当日の落とし込みタックル(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)
アタリがない時間が続いたものの、内向きのサビキ釣りで小アジを釣っていたジュニアが「チヌおるで」と「見えチヌ」の情報を送ってくれたことでわずかな希望を得て続行。
納竿間際の19時前にようやく、内向きで目印の落下速度が緩み、続いて竿先を抑え込むアタリをキャッチ。ここで鋭くアワセるとヒット。魚のパワフルな抵抗が続き焦ったものの、至極の一匹となった44cmのチヌを仕留めて面目躍如の釣行となった。
落とし込みで釣った44cmのチヌ(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)
獲物は三枚おろしにして身を1晩寝かせ、翌日に絶品の刺身を味わった。
一晩寝かせたチヌの刺身は絶品(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)
投げない堤防釣り:ルアーでクロダイ狙う岸黒ゲーム【道具・ポイント・釣り方】
秋の『ショゴゲーム』開幕 投げないルアー釣り「パチ専ダート」とは?
釣り場での「ダメ。ゼッタイ。」NG行動10選 基本ルール・マナーをおさらいしよう
<伴野慶幸/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について
岸和田沖一文字
The post 投げずに楽しむ堤防釣り:クロダイ(チヌ)の落とし込み(前打ち)釣法 first appeared on TSURINEWS.岸和田沖一文字