第二新卒が転職の際に気になるポイント

第二新卒で転職活動を行う際、いくつか気になるポイントがあります。年齢や転職活動の時期、退職の有無など、懸念点は人によってさまざまです。不安を払拭し、前向きに転職を進めるため、そうした転職時の気になるポイントに回答していきます。

第二新卒であることは、転職に有利?

不利だと言われることも多い第二新卒ですが、有利な面もいくつかあります。例えば、社会人経験をアピールできること。基本的なビジネスマナーが身に付いていれば企業側で教育するコストがかからないため、転職を有利に進められます。

柔軟性やポテンシャルの高さも第二新卒ならではの有利なポイントです。若手なので新しい企業での仕事の仕方を柔軟に取り入れやすい他、成長意欲が高くこれから活躍する社員になるポテンシャルを秘めています。

社会人経験や若手ならではの良さを上手にアピールすることで、転職を有利に進められるでしょう。

いつから転職を始めればいいのか?(時期について)

第二新卒の場合、転職時期はよく考えましょう。一般的に、就職して1年以内に転職しようとするとあまり良い印象をもたれません。環境によってはすぐに転職した方が良い場合もありますが、あまりにも短期間での退職は悪い印象を持たれる可能性があります。

1年の中で何月に転職活動を始めるのかも重要なポイントです。諸説ありますが、決算月である3月や新卒の入社や研修がある4〜6月は避け、7月頃から始めるのが良いとされています。

内定をもらえるまで1〜3ヶ月はかかることを念頭に、10月あたりの入社を目指して逆算して行動しましょう。

仕事を辞めてから転職をしたほうがいいの?

第二新卒が転職を考える際、基本的に転職活動は働きながらするのがベターです。在職中に転職活動を行うと、時間の融通がきかなかったり、面接準備の時間が取れなかったりと大変に感じる面が多々あります。

しかし、退職後に転職活動を行う場合に比べてキャリアに空白ができないのは大きなメリット。収入がある状態で活動できるので、経済面での不安もなく慎重に転職先を検討できます。

体調を崩した、退職せざるを得ない理由があったなどよっぽどのことがない限りは、在職中に転職活動を行いましょう。

フリーターは第二新卒?年齢は関係するの?

フリーターとは、フリーのアルバイターを意味し、主にアルバイトで生計を立てている方のことを指します。一方、第二新卒は最終学歴から1社以上で3年未満の就労経験がある方のことを指します。

フリーターを第二新卒として扱うかどうかは、企業によって異なります。正社員としての就労経験を重視する場合は第二新卒に当てはまらず、就労経験の有無のみで判断する場合は第二新卒として扱われます。

フリーターの年齢は、厚生労働省が15〜34歳と定義しています。第二新卒は最終学歴の修了から約3年以内とされているため、フリーターの中には第二新卒に該当する方もいます。

参考:厚生労働省「未就職卒業者数の推移」