社会人経験が3年以下のビジネスパーソンのことを意味する「第二新卒」。求人サイトや転職サイトでよく使われている言葉なので、なんのことだろうと疑問に思ったことがある方は多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな「第二新卒」について解説。新卒で入社した会社で働いてまだ1年だけど転職を考えている方や第二新卒として転職活動を行うのに不安がある方は、ぜひチェックしてみてください。
- 第二新卒の定義とは?新卒・高卒・フリーターとの違い
- 第二新卒のメリット・デメリット
- 第二新卒が転職を成功させるためのポイント
第二新卒とは?いつまでが第二新卒?
第二新卒に明確な定義はありませんが、一般的に高校・専門学校・大学を卒業し企業に入社
してから3年以内のビジネスパーソンを指すことが多いようです。最終学歴が高校であれば21歳、2年制の専門学校であれば23歳、4年制大学であれば25歳までの方が第二新卒に含まれます。
第二新卒・新卒・高卒との意味の違い
第二新卒と新卒・高卒はそれぞれ意味が違います。第二新卒が学校卒業後、社会人経験が3年以内のビジネスパーソンを指すのに対して、新卒は学校を卒業した同年に初めて社会人として働く方のことを指します。社会人として働いた経験の有無に違いがあります。
一方で、高卒とは最終学歴が高校卒業のビジネスパーソンのことを指します。それぞれ意味するものが明確に異なるので、正しく意味を理解して使い分けましょう。
第二新卒が転職を考える理由
第二新卒が転職を考える理由は個人によりさまざまです。例えば、キャリアアップ・収入アップの他に、別分野でやりたいことができた、より幅広い知識を積みたいなどがあります。
厚生労働省が公開している「令和2年転職者実態調査の概況」によれば、第二新卒に該当する20〜24歳の転職者のうち、もっとも数が多いのは「人間関係がうまくいかなかったから」という理由です。次いで、「いろいろな会社で経験を積みたいから」「満足のいく仕事内容ではなかったから」などの理由をあげる方の数が多くなっています。
ポジティブな理由であれば、転職活動をする際に面接官に好印象を与えられます。第二新卒で転職を検討する機会が増えたという方は、その理由がネガティブではないか、客観的に見てネガティブに受け取られる可能性がある場合は、ポジティブに言い換えられないかなどを一度よく考えてみてください。
参考:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」P18