誰もが一度は考えたことのある自身の「キャリアプラン」。新卒の場合はなんとなくでしか考えられないものですが、社会人経験を積むと今後自分がやりたい仕事がなんなのかが見えてきます。

本記事では、そんな「キャリアプラン」について解説。キャリアパス・キャリアデザインなどとの違いから、キャリアプランを立てる際のポイント、12個の例文までご紹介しています。


本記事の内容をざっくり説明



  • キャリアプランとは、最終的な目標と達成するまでの具体的な行動を示した計画のこと

  • キャリアプランを立てるときに必要なプロセスとは?

  • 就活時にキャリアプランについて聞かれたときの注意点



キャリアプランとは?

職歴の計画のことを指すキャリアプラン。自身の将来像を明確にし、最終的な目標を達成するため、具体的にどんな行動をしていくのか計画を立てることを意味します。キャリアやプランが付く単語が他にもあるので、混同して覚えている方も多いのではないでしょうか。キャリアプランとその他の言葉の違いについて解説します。

キャリアパスとの違い

キャリアプランが将来の目標を達成するまでの計画だとすると、「キャリアパス」は社内で目標とするポジションや役割を得るまでの道筋のことを指します。キャリアプランは現在所属している企業やその後の転職先などを含めた計画ですが、キャリアパスは社内での道筋になっているのが大きな違いです。

キャリアデザインとの違い

キャリアデザイン」は、自分が理想とする将来像を実現するため、自らのキャリアを主体的に設計・実現していくことを指します。キャリアプランがキャリアの計画と具体的な行動の設計を行うのに対して、キャリアデザインはまさにデザインを描くかのごとく実行までが含まれているのが2つの言葉の違いです。

キャリアビジョンとの違い

キャリアビジョン」は、職業という観点にとどまらずプライベート・人生・価値観など働き方や生き方についての理想とする将来像のことを指します。どんな人生を送りたいのか、どんな職種についてどんな働き方がしたいのかなどを考えます。実現性が加味されていないのがポイントです。

キャリアプランとの違いは、キャリアプランが職業という観点でのみ計画を立てるのに対して、キャリアビジョンは職業もプライベートも含めた観点で将来像を思い描くことです。

ライフプランとの違い

ライフプランとは、「生涯生活設計」のことを指します。令和は人生100年時代と言われており、日本人は昔に比べて長寿となります。長く生きられるようになった分、生き方や働き方に対する価値観も変化してきています。

ライフプランでは、人生は一度きりであるということを念頭に入れつつ、充実した生涯を送るための資金計画を立てます。20代では貯蓄をし、30代では子供や家のローンの支払いにお金を充てるなど年代別にお金の使い方を考えます。

キャリアプランが職業人生の計画であるならば、ライフプランは人の充実した一生という観点で資金の計画を立てるという違いがあります。